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日本、京都議定書の目標をクリアか

 毎日新聞によると、このまま不況が続けば温室効果ガスの排出量が減るとの予測を、日本エネルギー経済研究所がまとめたそうだ。08年度のGDP成長率をマイナス1%、09年度は同0.9%とし、それぞれのエネルギー起源のCO2排出量を08年度は11億7200万トン、09年度は10億9000万トンと予測した。09年度は過去最高だった07年度より14.7%の減少となる。

 京都議定書基準年である1990年のエネルギー起源CO2排出量は10億5900万トンなので、わずか2.8%増までたどり着くことになる。日本の温室効果ガス全体の削減目標はマイナス6%だが、エネルギー起源のCO2の目標値は±0%だから、もう少しがんばれば(不況が続けば)クリアできてしまう。しかも、エネルギー起源CO2以外のメタンやN2O、代替フロンはかなり大幅に減らしているので、森林吸収(3.9%)を入れると、09年度に温室効果ガス全体でマイナス5.3%という数字が見込めるのだ!(森林吸収はかなりあやしい数字だが)。政府は排出量取引でマイナス1.6%分を見込んでいるが、これが0.7%分ですむ。もう一年ぐらい不景気が長引いてくれると、森林吸収や排出量取引なしでもマイナス6%が達成できそうだ。

 未曾有の経済危機、おそるべし。もちろん喜ぶべきなんでしょうな?
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by greenerworld | 2009-01-16 08:02 | 環境エネルギー政策  

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