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7代先まで使える電球

 照明の世界は年レベルで大きく変化している。ここ1〜2年、消費電力の大きい白熱電球廃止の動きが世界中で広がっており、日本でも2012年までに電球型蛍光灯に置き換える方針が昨年発表された。これに対しては反対の声も上がっている。

 電球型蛍光灯は白熱電球に対して消費電力は4〜5分の1、寿命も3〜5倍で、CO2削減に効果が高いと考えられている。価格もかなり高かったが、最近では量販店の店頭では40Wタイプ(消費電力8W)で、1個1,000円以下で売られている。これに対して白熱電球の方は、1個80円程度だが、たとえば、1日8時間点灯すると、1年で白熱灯の方は電気代が2100円、電球型蛍光灯の方は470円(20円/kWhで計算)。その間に白熱電球は1〜2回交換の必要があり、1年間の費用は2200円対1400円程度で、すぐに元が取れてしまう。ただ、電球型蛍光灯は頻繁な点・消灯に弱い、点け初めが暗い、有害な水銀が封入されており処理にコストがかかるなどの問題もある。トイレなどしょっちゅう点けたり消したりする場所には、あまり向いていない。

f0030644_12102843.jpg いっぽう、LED(発光ダイオード)照明は効率が高く寿命も長い。しかし、価格も高くまた周辺部が暗くなるということで、スポット照明などの用途にしか用いられていなかった。ところが、3月に大手T社が電球型LEDを発売したことを知り、さっそく連休でにぎわう都心の量販店で買い求めた(写真)。

 価格は8,980円とかなりお高い。たかが電球1個に1万円近く払う人はよほどの物好きである(私のことです)。しかし、白熱電球40Wタイプ相当(周辺光量30W相当)で消費電力は4.3W、寿命は4万時間もある。

f0030644_12112596.jpg そこで同等性能の3タイプを比べてみたのが右表である。4万時間という寿命は、1日8時間点灯としても13年以上もつということになる。消費電力は電球型蛍光灯の半分ぐらい。4万時間を基準にコストを比較すると白熱電球が3万円以上なのに対して、電球型蛍光灯が12,300円、電球型LEDは12,400円とほぼ拮抗した。点灯消灯の繰り返しによる劣化もなく、点灯すればすぐ明るくなる。熱発生も少ない。水銀も使っていない。

 密閉型の照明にも使えるので、トイレ・洗面所・風呂など、それほど光量がいらないところはとりあえずこちらを使ってみようかと考えている。LEDの特性上高出力のものはまだ開発されていないが、60Wタイプぐらいまではいけるのではないだろうか。いずれ他のメーカーも追随するだろうし、価格が5,000円を割ってくれば十分に競争力が出てくるので、電球型蛍光灯が駆逐される可能性もある。

 で、トイレに使った場合どのくらいもつのか。一日の点灯時間は合計してせいぜい30分ぐらいだから、なんと220年にもなる。一生ものどころか、7代先の子孫まで使えるんである。

 忌野清志郎さんに合掌。
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by greenerworld | 2009-05-03 12:31 | エネルギー  

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