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本番には大パニック?

 先週の海外出張の帰り、カナダから帰国した高校生の豚インフル感染が確認されたばかりで、成田は物々しいかと覚悟していたが、存外あっさりと通過できた。そこへ、神戸で国内初感染者確認のニュース。しかも、神戸市内で同じ高校から別の高校へ、他に大阪府内の高校でも感染者の確認事例が広がっている。水際検疫をいくらやっても、防ぎきれるものではない、もう国内に入ってるだろうな、と思っていたが、いずれも渡航歴がないところから、実はすでに国内にかなり豚インフルが蔓延してしまっていることがうかがわれる。感染経路はおそらく解明できないだろう。高校生の間で流行しているのは意外だったが、集団生活に加え、行動範囲が広いことが原因ではないか。彼らは電車やバスで移動している。週明けには他の大都市でも感染者、企業での集団感染例も出てくるにちがいない。

 幸い今回の豚インフルは弱毒性で症状も軽く、抗ウィルス薬も効く。普通の季節性インフルエンザの流行と考えればいい(実際神戸や大阪ではそう判断されていた)。あまり過剰に反応せずに、冷静に対処・報道すべきだろう。政府も国民に冷静になるよう呼びかけているが、そもそも冷静さを欠いたのは政府やマスコミの対応だ。しかも一部の人が感染者の出た高校に避難の電話やメールを送るなど、感染者への差別やパニックをあおるような行動まで生んだのは残念だ。

 本番はあくまで、高病原性鳥インフルエンザウィルス(H5N1)から変異した新型強毒性インフルエンザのパンデミック。今回の弱毒性でこのあわてようでは、本番でいかなるパニックが生じることか、おそろしくなる。そのことを踏まえつつ、この事態に対処した方がいい。
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by greenerworld | 2009-05-17 11:30 | 森羅万象  

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