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2008年の日本の太陽電池設置出力、世界6位に後退

 ヨーロッパ太陽光発電産業協会(EPIA)の資料によると、2008年の世界の太陽光発電設置出力(最大値)は、5,559MW(メガワット=100万ワット)と、前年の2.392MWから2.3倍以上に伸びた。トップはなんと2,511MWを設置したスペイン。前年の5倍近くの伸びで、一国だけで世界市場の半分近くを占めた。2位がドイツで1,500MW、3位にアメリカが342MWで入った。4位にランクインしたのは韓国で274MW(前年の6.4倍)、5位イタリアも前年の6.1倍で、258MW。日本はそれに継ぐ6位で230MWだった。前年より伸びたものの、過去最高の290MW(2005年)にはまだ遠い。

 5年後の2013年ののマーケットは、十分な導入促進策が実行されれば、世界で22,325MWに達するとEPIAは予測する。2008年の4倍だ。

 スペインの2008年の伸びはフィードインタリフ(電力の固定価格買取制度、FIT)導入効果で大型太陽光発電プラントが次々建設されたことによるもの。あまりの急拡大に2009年度は上限を設けることになったため、2009年には急減しそうだ。ドイツもFITのレートを下げるので、今後成長率は緩やかになると見られるが、向こう2〜3年は世界のトップを維持するとEPIAでは見ている。

 2011年にはアメリカがドイツを抜き、国別でトップに躍り出るだろうとの予測。イタリア、フランスも今後市場が拡大するとの見立てだ。

 2013の市場予測を地域別に見ると、ドイツを中心にヨーロッパが世界市場の約半分を占め、10,925MW、アメリカが4,500MW、日本・韓国・中国の東アジア3国が4,700MW。中国が2013年には2,000MWに達し、日本の1,700MWを凌駕するだろうという。かつては世界市場の半分を占めた日本だが、わずか10年ほどで10分の1以下になり、市場としての存在感も薄まる。

 福田ビジョンに示された「太陽光発電世界一奪還」だが、EPIAの予測ではかなり難しいということになる。
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by greenerworld | 2009-05-25 09:50 | エネルギー  

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