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ハイブリッドブーム、レアアース確保が課題

 トヨタプリウスが5月の月間売上トップ。ホンダのインサイトも好調で、いよいよハイブリッド車が「普通の車」になってきた。今年は電気自動車(EV)も発売されるし、トヨタはプラグインハイブリッドをリースで投入するという。

 ハイブリッド車や電気自動車は当然モーターを搭載している。高性能モーターや発電機に欠かせないのがネオジムやジスプロシウムなどのレアアース(希土類)だが、その生産は中国がほとんどを占めている。かつて日本が投資した鉱山も国家の管理下にあり、簡単には輸出できない。それどころか、国内産業を優先するために輸出を絞っている。

 おそらく次世代自動車はプラグインハイブリッド(航続距離の長く比較的大型の高級車・スポーツ車タイプ)と電気自動車(現在の軽自動車のような街乗りタイプ)に二極化していくだろう。そのキーエレメントであるレアアースがますます不足してくる事態が懸念されるわけだ。国もそこは十分に認識していて、ベトナムやオーストラリアなど他の供給国へのアプローチと並行して、国内廃棄物からのリサイクル(いわゆる「都市鉱山」開発)に取り組もうとしている。しかし、リサイクルの技術もさることながらそのしくみづくりが容易でない。レアアースは他にも光増幅器やレーザー発信器、水素吸蔵合金などに使われる。レアアースがハイテクニッポンのアキレス腱にならないか。
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by greenerworld | 2009-06-04 10:29 | エネルギー  

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