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40年前、そして40年後

 いまから40年前、1970年前後といえば、高度成長のひずみが現れ、公害問題が深刻化、キャンパスには学生運動の嵐が吹き荒れていた。その後ニクソンショック、二度のオイルショックを経て、日本はバブル経済へ。ジャパンアズナンバーワンとほめ倒された挙げ句、バブルは崩壊、長い低迷の時期を迎え、「失われた10年」は何度も延長されてもうすぐ20年になろうとしている。その期間を経験している目から見ると、40年なんてあっという間だ。

 G8サミットで、2050年の先進国のCO2排出量を80%削減するという目標が盛り込まれた首脳宣言が出された。今から40年後には、CO2を5分の1にしなければならない。

 ブログ子の自宅では3kWの太陽光発電に太陽熱温水器、ペレットストーブを使用している。だいたい7割5分程度は再生可能エネルギーでまかなわれている。これらのCO2をゼロとして、エアコンがない分消費量全体も小さいから、一般家庭より8割程度はCO2排出が少ないと見てもよいだろう。しかし、妻が通勤に使う車はガソリンだから、その分も考えると、まだまだ80%の削減とはいかない。個人の努力ではここまでやっても難しいのだ。

 では、産業は? オフィスや学校や病院は? 社会全体では一体どうやったらマイナス80%が達成できるというのだろうか。

 マイナス80%を前提にした2050年は、どんな社会になるのか。その答えは40年間かけてではなく、早急に出す必要がある。2050年のイメージに向けて、そこから逆に刻んでいって、実現すべきことを着実に実現していかなければならない。現状の延長にマイナス80%の世界がないことは間違いないのだ。

 20代、30代の若い人たちに言いたいことはそのことである。あなたたちが老後を迎えるころ、あるいは今年大学を卒業して入社したあなたが退職を迎えるころ、日本は現在の2割のCO2排出量でやりくりする社会になっていなければならない。懸命にかつ賢明に考えてほしい。自らの保身しか考えていないような政治家や官僚たちに、このまままかせていいのか、ということを。

 自戒を込めて繰り返そう。過ぎ去ってみれば40年なんてあっという間である。
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by greenerworld | 2009-07-10 11:36 | 環境エネルギー政策  

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