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ソーラー船、運河を静かにすべる

 19日午前、富山市の北にある富岩(ふがん)運河を遊覧するソーラー船“SORA”の就航式があった。
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 富山県が導入したもので、屋根に1.7kWの多結晶タイプ太陽電池を載せたSORAは電動モーターで推進するエコボート。実用的なソーラー船としては日本初という。40人乗りで最高速度は4ノット。運河を人が歩くスピードで周遊する。モーターは2基で合計9.8kWの出力だ。スピードが遅いことと船であることから、車に比べるとずいぶん小さなモーターで動いている。太陽電池が1.7kWではさすがに、ソーラーエネルギーだけで走ることはできない。バッテリーに充電した電力が主エネルギー源である。

 富山市が導入した電気ボート“もみじ”も同時に就航した。こちらは定員10名。

 2船は7月19日より11月29日までの土・日・祝日に、約40分の周遊運航を行う予定。乗船料金は大人800円、小学生400円、小学生未満無料。地元ボランティアガイドが、運河の歴史や自然環境、そしてソーラー船の説明をしてくれる。

 昭和10年に完成し、かつては水運でにぎわった運河も役割を終え、水質や周辺環境の悪化や水難の危険から埋立ての話も進んだが、80年代半ばに親水空間として整備する方針に転換。いまでは全体が運河緑地、環水公園として整備されている。以前紹介したように富山市は、路面電車を復活させるなど、環境にやさしいまちづくりに力を入れている。市民の水辺への関心を高めるとともに、小学生の環境学習にも活用され、さらに新しい観光の目玉としても期待しているようだ。

(写真上:ソーラー船、SORA、下左:SORAの音声ガイド装置、下右:運河を行き交うSORAともみじ)
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by greenerworld | 2009-07-19 16:01 | エネルギー  

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