いろんな団体や組織が各党のマニフェスト採点というやつを発表しているので、ブログ子も環境分野に関して、自民・民主両党の政策を読み比べてみた。まず、来年名古屋でのCOP10開催を控えている「生物多様性」について……。
自民党:「安全・安心で自然と共生する社会の実現」の中に「生物多様性保全と自然と共生する社会の実現」として、「COP10に向けた国際的リーダーシップの発揮」など3項目のみが記載されている。いずれもこれまでの政策を総花的になぞっただけで新味はなく、具体性もなし。基本的に生物多様性の重要性に関して理解が不足していることが明らか。安倍政権下で「Satoyamaイニシアティブ」を打ち出したのに、これも「里地里山の保全等」ですまされてしまっている。環境教育に関する記述もなし。他の政策にも言えることだが、省庁の縦割りで政策がまとめられているのは、官僚に丸投げしたものを取捨選択したからか? 民主党:生物多様性保全についての対策には、かなり具体性がある。それとは別に自然環境保護、外来生物対策、里地・里山の保全などの項目が掲げられている。自民党よりはかなり詳細かつ具体的書き込まれている。しかし生物多様性の重要性への国民理解をどのように進めるか、生物多様性の保全をどのように担保するか、については記述なし。開発に対する規制は戦略的環境アセスメントの導入にふれているものの、細かいところはこれから、ということか。外来種対策で「予防原則に基づいた移入種規制の強化」を打ち出したところは評価できる。 試験だとして採点してみると、自民党は下駄を履かせても10点。ま、用語についてはよく覚えてきましたというところ。民主党はこの分野に限れば、60点ぐらいあげてもいいんじゃないか。それにしても、他の党はほとんど具体的な記述がなくて採点できず。これが現実としたら、まず政治家教育から始めなければ。 by greenerworld | 2009-08-09 23:11 | 環境エネルギー政策 | Trackback
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