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シボレーボルトは本当に230マイル/ガロンも走るのか?

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 GMがプラグインハイブリッドカーのシボレーボルトの2010年後半の販売を発表し、同時にその燃費を1ガロン当たり230マイルとしたことが、いろいろ議論を呼んでいる。メートル法に直すと、1リットル当たり100kmに近い。驚異の燃費である。しかしその根拠はどうなっているのか。

 リリースを見る限り、それを裏付ける記述は何もない。40マイルまでは充電した電気で、それ以降はエンジンによる発電でモーターを回すとあるので、トヨタプリウスのようなエンジンとモーターがそれぞれ駆動力を持つパラレルハイブリッドではなく、エンジンは発電だけに使用されるシリーズハイブリッドというタイプだということはわかる。エンジンを使った発電で走るのは、300マイル以上とのことである。燃料はフレックスフューエルすなわちエタノールにも対応する。

 足し算すると、1充電とフルタンクで走れるのは340マイル以上だ。フルタンクが何ガロンかは書いてないが、いくらなんでも1〜2ガロンということはないだろう。発電機→モーターのエネルギーロスは小さいが、発電機を回すエンジンのエネルギー効率は普通のクルマと変わるわけではないので、1ガロン230マイルとはとても考えられない。

 どうも、通常町中を走るときは電気だけで十分、普段は燃料をほとんど使わない(つまりほとんど電気自動車として使う)というところから、燃費を算出しているらしい。そんなことをいったら電気自動車の(ガソリン)燃費は無限大になってしまう。

 アメリカの消費者団体系の専門誌コンシューマー・リポートからは、この燃費が誇張だとさっそくかみつかれているようだ。デザインは洗練されたスポーツセダン。セレブには受けそうだが、これまでのGMをひっくり返すような変革を感じさせない。果たしてGMの救世主になれるだろうか。
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by greenerworld | 2009-08-15 23:39 | エネルギー  

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