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高速道路無料化は撤回した方がいい

 民主党は圧勝したものの、メディアの世論調査では、有権者は民主党の政策を必ずしも評価していないという結果が出ている。国民が民主党にフリーハンドを与えたわけではないことを、幹部はよく認識すべきだろう。とくに評判が悪いのは、高速道路の無料化だ。民主党の温室効果ガス削減目標とも矛盾することなど、さまざまなところで指摘してされているので、詳しくはふれないが、選挙期間中にある民主党候補が、「ガソリン車から電気自動車に替わるのだから問題ない」というような発言をしていたのを聞いて、この政策に関して根本的に認識不足・議論不足なのではないかと感じた。

 電気自動車の普及にいったい何十年かかると思っているのか。そもそも電気自動車の航続距離では、高速道路の走行に向いていない(将来的にも航続距離の問題が解決するとは思えない)。このお盆期間中の渋滞の中でもガス欠による立ち往生が頻発したようだが、少し渋滞でも起ころうものなら電気自動車はあちこちでストップする。ガソリンを運ぶようなわけにはいかないから、充電車が出動するのだろうか。それとも長い電源コードを引っ張ってくるのか。いずれにしても充電に長時間かかるから、ほとんど役に立たない。

 脱温暖化、脱化石燃料をめざすなら、自動車という乗り物に替わる交通システムを提案すべきであって、それが新しい産業や活力にもつながる。高速道路無料化は、車社会を前提にした目先の人気とり政策にしか思えない。世論調査結果でも、それが見透かされていることがよくわかる。人気とり政策のはずがが不人気なんだから、悪いことは言わない、撤回しなさい。それとも、これからよほど説得力のある理由を提示できるのだろうか。
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by greenerworld | 2009-09-02 09:58 | 環境エネルギー政策  

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