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なんだか魚が食べたくなって

 このところ集中力がない。やる気が出ない。メンタルヘルスのサイトで、ストレスチェックをしてみたら、「すぐに医師の診察を受けて下さい」と出た。生来楽天的でポジティブなはずのに、このところ自分でも性格が変わったかと思うくらい消極的。妙だなと思ったのは、魚が食べたくなること。子どものころは焼津の漁港から行商のおばさんがかついで売りに来た魚を食べて育った。イワシとかサバとか、カツオとか、庶民的な魚ばかり。それもそのころは干物やみりん漬けなど加工品が多かった。冷蔵庫も普及し始めだったし、かついで運ぶんだから当然といえば当然。

 そんな子ども時代になじんだような魚が無性に食べたくなって、スーパーに立ち寄って買って帰ったりする。妻が「食べたいのは体が必要としているのかもね」というが、何を必要としているというのだろうと思っていた。それがわかった。

 「冒険病理学者」の家森幸男京都大学名誉教授が、『脳と心で楽しむ食生活』(生活人新書、NHK出版)の中で、魚介類に多く含まれるタウリンには、交感神経の働きを抑え、血圧や心拍数を下げる働きがあると解説している。

 ストレスを受けるとアドレナリンやノルアドレナリンが分泌され、交感神経が活発化し、血圧も心拍数も上がる。これは外敵に襲われたり、逆に獲物を狙うときの反応だ。でもいつもこんな状態では体が参ってしまう。帰還兵にストレス疾患が多いのは、緊張状態にずっとさらされ続けていることも大きな原因だろう。

 それを緩和する作用(癒し効果?)が魚介類にはあるってことだ。やはり体が求めているんだろうか。心と体と行動の関係はまだまだ奥が深い。今夜はイワシの丸干しにサバのみりん干しで、リラックスするか。ついでに地元の銘酒「田むら」を一献。
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by greenerworld | 2009-10-23 13:39 | スローフード  

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