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もうむちゃくちゃ

 鹿児島県阿久根市がものすごいことになっている。正確に言うとものすごく恥ずかしいことにというべきか。竹原市長、裁判所の判決は無視、マスコミがいるから議会に出席しない、反市長派議員の市政報告会に乱入し「市政に参加させない」と言い放った挙げ句、「ばーか」とののしったという……。今日からは市役所の新聞購読を中止した。「悪口」を書く新聞がよほど気に入らないらしい。場外乱闘ばかりの昔の出来の悪いプロレスの試合を見ているよう。議会は昨年不信任案可決後に現市長が再選されたため、再度の不信任には及び腰。リコールの動きもあるようだが、盛り上がっていない。市民から支持されているというのが市長のよりどころであり、反市長派市議たちのくびきになっている。

 市長の人格の問題といってしまえばそれまでだが、選んだのは市民である。しかしこんな子供じみたことを続けていては、もはや民主主義そのものの危機である。いや、民主主義なんてもともとこんなものさ、という冷めた声が聞こえてきそうだ。

 市長の暴走とともに漂流する阿久根市政はどこに向かうのか。同じように漂い始めた国政とともに、前途にはあやしげな雲が湧き上がっている。その雲の向こうは晴れているのか、それとも嵐なのか。ブログ子には、この騒動が「何か」の前触れのように思えてならない。阿久根市は日本の縮図なのだ。

by greenerworld | 2010-04-01 20:50 | 森羅万象  

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