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シュンランの花

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 わが家の庭にシュンランがある。近くの雑木林の一角が、資材置き場になるというので、数株を持ち帰ってヤマボウシの根元に移植した。地が合ったと見えて株が増え、今年はなんと40ほども花をつけた。シュンランはシンビジウム属で、花は小さく地味ながらよく見ると趣がある。ただ地面に咲くのであまり目立たない。

 この季節雑木林を歩くと足下が気になる。しかし、雑木林に手が入らなくなり、常緑樹が増えて林床が暗くじめじめしてくるとシュンランは元気がなくなり、いずれ消えてしまう。見かけるのは、同じような細長い葉を広げるヤブランばかり。こちらはユリ科で、野鳥が実を食べるので、あちこちに広がっている。たまにシュンランを見かけても花のついていない株が多い。ラン菌と共生するシュンランは、日当たりの良い乾いた雑木林の斜面に多い。雑木林の落ち葉をかき取って堆肥に利用していたころは、土もやせ、ラン菌とシュンランにとっては居心地の良い環境だったはずだが、腐葉土が積もり富栄養化してくると、他の植物や菌類に負けてしまうのだ。これはマツとマツタケの関係も同様。

 写真のシュンランは霊園の脇の斜面に咲いていたもの。一部を雑木林のまま残し、潅木も切って手入れをしている。しかし落ち葉かきまではしないので、腐葉土が溜まっている。花の数も少なく、やはりどことなく元気がない気がする。
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by greenerworld | 2010-04-05 16:28 | 花鳥風月  

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