管理者へのメール / 管理者のプロフィール


EU、温室効果ガスの2020年削減目標を−30%に

 鳩山政権が掲げる2020年に90年比−25%という目標は、目下世界トップクラスだが、その達成は危ぶまれている。一方、EUはこれまで−20%を目標としていた。これを−30%へとさらに強化すると、英Times 紙の電子版が伝えている。記事によると、EUでは温暖化対策に加え、リーマンショック以降の景気後退も手伝って、昨年の排出量はすでに1990年レベルより14%も減っているため、その達成はもはや容易だと考えられている。目標をかさ上げするのは、昨年のコペンハーゲン会議の失敗を受け、他の国々に率先して低炭素社会を築き上げることで前例を示すためと、低迷している炭素取引市場を活性化するためという。ポスト京都の交渉をリードする狙いがある。

 ただし達成には追加的に330億ポンド(4兆3000億円)/年が必要で、独自に導入することはEU域内企業の競争力をそぐおそれがあることから反対も予想される。EU域外の企業がEUに製品を輸出する場合、排出権の購入を義務付ける制度も検討されているようだ。

 折しもギリシャ・ショックを端に発した金融危機のまっただ中、EUの決断はいかに?
[PR]

by greenerworld | 2010-05-26 19:18 | 環境エネルギー政策  

<< どちらが先にやめることになるか えっ! 4月は過去最高の気温? >>