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起死回生の妙手

 マスメディア各社の世論調査で、菅新内閣が軒並み支持率を得ている。昨年秋、戦後初と言っていい本格的な政権交代で期待を背負って出発した鳩山内閣だったが、そもそも半年もたてば賞味期限は切れる。野党時代に作成した口当たりのいいマニフェストも、現実の壁に阻まれて尻つぼみ、普天間の迷走、政治資金問題、さらに口蹄疫の追い打ち。ここ数代の自民党首相と同じように、急坂を転がり落ちるような支持率の低下をもたらした。

 そこへ、鳩山−小沢の抱き合わせ辞任のサプライズ。起死回生のカウンターパンチが決まったところで、矢継ぎ早に、庶民出身の菅さんの登場だ。まるでこのために用意したような展開である。閣僚はほとんど居抜きで、野党が「表紙を替えただけ」と批判するのも当然だが、評判が悪かった官房長官や農水大臣はしっかり入れ替えた。小沢色を薄めただけで、何だか“クリーン”になったように思わせる。それに乗っかるマスコミや国民もなんだかなと思うが、そこまで計算に入れての作戦だとしたら、民主党もしたたかな党になったものだ。もしかしたら、これも小沢戦略? 

 参院選での、残る懸念はあの金メダリスト(かつママ)である。メディアではやはり相当評判が悪い。民主党にとっても本人にとっても、ここは出馬撤回が次の妙手では? いや公示直前にそんな“サプライズ”がありそうな気もする。
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by greenerworld | 2010-06-10 08:13 | 森羅万象  

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