WCカメルーン戦
2010年 06月 15日
ただし、カメルーンも本来の力ではなかった。コートジボアール戦で日本との戦い方はわかっているはずなのに、中盤でのプレスが甘かったため、日本が比較的余裕を持ってプレーすることができた。内紛(?)の影響なのか、アーセナルでプレーする、中盤の底A.ソングは最後までベンチ。
日本も決して良かったわけではない。相変わらずパスやトラップの精度は低いし、サイドを崩し切れる力がない。松井のアシストは皮肉なことにサイドをつくと見せて切り返し、利き足でない左でクロスを上げたことによる。結果として、効果的なフェイントになった。終盤のカメルーンの猛攻(パワープレー)も、はね返すだけでなく、しっかりマイボールにして時間をつくることができないと、さらに大きいオランダやデンマーク相手ではしのぎきれなくなる。
しかし、ここで勝ち点3を得たのは大きい。次戦のオランダは、当面のライバルとなった日本に勝てば一次リーグ突破がほぼ確定するから、本気でかかってくるだろうが、負けて元々の日本の選手たちは、むしろ余裕をもって臨める。一方のカメルーン−デンマーク戦は負けた方が脱落するから消耗戦になろう。最終戦デンマークに照準を当てて、オランダ戦は調整のつもりでのびのびプレーしてもらいたい。
by greenerworld | 2010-06-15 07:59 | フットボール