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ワスレグサ──一日花

 梅雨の終わりごろ、山野に咲く花にヤブカンゾウとノカンゾウがある。ヤブカンゾウは八重咲きで、ノカンゾウは一重だが、同じ種(Hemerocallis fulva)の変種同志。ヤブカンゾウはおしべやめしべが花弁のように変化して八重に見える。別名ワスレグサ。三倍体なので実を結ばず、地下茎やランナーで増えるところから、古い時代に日本に持ち込まれ野生化したものという説もある。ヤブカンゾウは田畑・河川の土手や林のふちなどでよく見かけるが、ノカンゾウは少ない。海岸に生えるハマカンゾウもHemerocallis fulvaの変種という。

 Hemerocallis属(ワスレグサ属)には他にニッコウキスゲやキスゲなどがあり、いずれも基本的に一日花で、朝開いて夕方しぼむため、英語ではdaylily(一日ユリ)と呼ばれる。ただしキスゲは夜咲き性。園芸種のヘメロカリスもこの仲間。

 早春の新芽は山菜として利用する。中国では花を食用にするという。
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  八重のヤブカンゾウ
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  一重のノカンゾウ
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by greenerworld | 2010-07-14 19:41 | 花鳥風月  

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