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北朝鮮で大水害?

 日本でも梅雨の末期に大きな水害があったが、今年は中国、パキスタンでも豪雨による大水害が発生している。一方でロシア西部では、この極寒の国では考えられないような猛暑。この夏も各地で異常気象(extreme weather)による被害が報道されている。その中で、孤立を深める北朝鮮の情報はほとんど漏れ出てこないが、ここ1〜2週間の「ひまわり」画像を見ていると、例年と比べて北東に偏った位置にある太平洋高気圧の縁を回るように、湿った空気が中国東北部から朝鮮半島北部に吹き込んでいて、この地域を次々と厚い雨雲が襲っているのだ。

 ロイターによると、北朝鮮と国境を接する吉林省では洪水により少なくとも74人が亡くなり、78万4000人が避難しているという。中朝国境を流れる豆満江(図們江)や鴨緑江(ともに白頭山を源に前者は日本海に、後者は黄海に注ぐ)は、観測以来の高水位となっている。中国よりもインフラが未整備で、水害に脆弱な北朝鮮側では、より甚大な被害が出ていると見られる。

 出穂期を迎えた米ばかりでなく、北朝鮮では重要な作物であるトウモロコシやジャガイモも収穫期を水害に見舞われたはずだ。食糧不足がいっそう深刻化する懸念もある。狂気の体制に支配された人民の現状そしてこれからが心配だ。このあとも、この地域では激しい雨が予想されている。何とかならないものか。
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by greenerworld | 2010-08-05 15:09 | 気候変動  

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