エンマコオロギ
2010年 08月 07日
ここ10数年、エンマコオロギの初聞きの日を記録しているのだが、ほとんどの年は意外なことに7月中には鳴き始めている。早い年は6月30日という記録がある。ミツカドコオロギもエンマコオロギに少し遅れて鳴き出す。コオロギは秋の虫だと思われているが、実は盛夏に鳴いているのだ。秋も深まり気温が低くなると昼間も鳴き出すようになる。
コオロギもセミと同じく鳴くのはオスだけで、羽をこすり合わせて、主にメスを誘うために鳴いている(「くどき鳴き」)が、他のオスが縄張りに近づくと追い払うために鳴く「ケンカ鳴き」というのもあるそうだ。エンマコオロギは町中でも生息しているので、ぜひ聞き分けてみてください。
by greenerworld | 2010-08-07 20:26 | 花鳥風月