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エンマコオロギ

 広島忌が過ぎると立秋。とはいえ、まだまだ暑さは収まりそうにありません。セミの声は8月に入ってようやくにぎやかになってきた。と、日が暮れるとわが家の周辺では、涼しげなエンマコオロギの声が、コロコロリーと……。

 ここ10数年、エンマコオロギの初聞きの日を記録しているのだが、ほとんどの年は意外なことに7月中には鳴き始めている。早い年は6月30日という記録がある。ミツカドコオロギもエンマコオロギに少し遅れて鳴き出す。コオロギは秋の虫だと思われているが、実は盛夏に鳴いているのだ。秋も深まり気温が低くなると昼間も鳴き出すようになる。

 コオロギもセミと同じく鳴くのはオスだけで、羽をこすり合わせて、主にメスを誘うために鳴いている(「くどき鳴き」)が、他のオスが縄張りに近づくと追い払うために鳴く「ケンカ鳴き」というのもあるそうだ。エンマコオロギは町中でも生息しているので、ぜひ聞き分けてみてください。

by greenerworld | 2010-08-07 20:26 | 花鳥風月  

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