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使い途は…なさそう

 河川敷、空き地、耕作放棄地にこの時期高々とした群落をつくっているのが、北米からの帰化植物オオブタクサ。実に見事なものである。これから細長い花穂を出して目立たない花を咲かせるが、それが秋の花粉症の原因に。一年草にもかかわらず成長が早く日光を独占するため、在来植物を駆逐してしまう。駆除するには、初夏のまだ小さいうちに抜き去り枯らすしかないが、地中の種は長く生き残るため、その後何年も生えてくる。上流からも流れてくるので、完全に取り除くのはもはや不可能に近い。
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 オオブタクサの“林”を見てふとどこかで見たような……と思った。そうだ写真で見た麻畑。麻(大麻)も一年草で、2〜3mまで伸びる。秋に刈り取って茎の強靱な繊維を利用する。もしかするとオオブタクサも繊維が使えるのではないか? 茎を折りとってみたら、ボキリと折れる。それきりである。麻や苧麻(ちょま、カラムシ)は、茎を折っても表面近くの繊維が切れずに残り、それを持って引きはがすと長い繊維がとれる。オオブタクサは全くダメ。考えてみたら、もしオオブタクサから繊維がとれるならとうの昔に利用されていただろう。

 かくなる上は刈り干しして、燃料にでもするか。それもこのすかすかの茎では、焚き付けぐらいにしかなりそうもないが……。
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by greenerworld | 2010-09-03 13:13 | 生物多様性  

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