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一定の需要はあるが

 先月末に「皮むき間伐」の体験に参加してみて、20人ほどの参加者のうち多くが20~30代(女性が過半数)だったのが、ちょっと驚きだった。自治体などが募集する環境講座やボランティア講座はたいていシニア世代ばかり、しかも男性の方が多い。

 しかし考えてみると、70~80年代にもこうした活動(あるいは運動)はあって、草刈り十字軍やグリーンドラフト(早稲田大学の学生たちが中心になった森林ボランティアサークル)には男女の学生が参加して、植林地の下草刈りや除間伐作業に汗を流していたし、自然保護のボランティア活動にも、若者の参加が多かった。奥多摩の野生生物調査などはけっこうハードなのに若い女性が多くて、「彼女見つけるなら山で」と冗談を言ったものだ。

 かつては田舎暮らし。いまだと、エコビレッジとか、パーマカルチャーとかの横文字に惹かれて集まってくる若者もいる。オーガニックや自給自足への憧れもある。こうしてみると日本社会には連綿とこの分野の需要は一定程度存在し続けているらしい。

 かつて山仕事や自然保護のボランティアに参加した若者たちは、今どうしているのだろうか。そのつながりが途切れてしまっているのも、気になる。30年来この世界を見ているものとしては、何か同じようなことを繰り返しているように見える。あるいは既視感か。いまだに個人の趣味や志向の範囲にとどまり、運動としての広がりもないし、ネットワークも形成されていない。

 結局ほとんどの若者たちは、少しだけ山に入って、また都会に戻っていったのだろう。それでいいっちゃ、いいんですけどね。傍観者でしかない身ではえらそうなことは言えない。四半世紀も前ブログ子を山仕事に誘ってくれた男が、北海道で自給的な農業を営んでいることを最近知った。訪ねて行って、話を聞いてみたい。
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by greenerworld | 2010-09-10 11:55 | エコエコノミー  

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