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猛暑とナラ枯れとクマの出没

 自然環境の保全活動をされているUさんから、ナラ枯れ病の蔓延とクマ(ニホンツキノワグマ)の出没が関係あるのではというメールをいただいた。ニュースになっているのは全て日本海側で、ナラ枯れの被害が広がっている地域だからだ。今年は夏の猛暑と干ばつもあり、その影響にナラ枯れも重なって、これらの地域で山にクマの食料となるドングリや栗、ブナなどの実が少なくなっていることは十分に考えられる。話は変わるが、庭の紺菊は例年だと9月下旬に花を咲かせるが、今年はまだ咲かない。夏に下葉が枯れ、花芽の形成が遅れたようだ。ここへ来てようやくつぼみがついたが、枯れた葉の後から伸びた葉は小さく全体に弱々しい。植物には今年の暑さは相当にストレスになったはずで、それは野生動物にとっても同様にちがいない。

 クマの出没による被害ばかりが問題になるが、クマも生き延びて子孫を残すために必至なのだ。このような年には十分に栄養をとることができず、越冬や翌年の繁殖に影響が出る。クマは秋に大量の餌をとって脂肪を体内に蓄え、絶食状態で冬眠する。出産も越冬中に行うが、栄養状態が悪いメスは出産できない。ニホンツキノワグマの生息数は数千頭とされるが正確な統計はない。九州ではすでに絶滅したし、四国・中国地方・紀伊半島などでは、絶滅のおそれが高い。全体でもいつ絶滅危惧種になってもおかしくない状況にある。

 それにしても、COP10に合わせたようなクマの出没騒ぎ。オレたちにもひと言いわせろ! とアピールしているかのような……。
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by greenerworld | 2010-10-20 08:39 | 生物多様性  

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