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LPガスより木質ペレットがずっとお得

 年末年始、ニューヨーク市場では原油価格が90ドルを超えた。産油国の生産余力がなくなり、景気回復すれば石油の需要が上がり、価格が上昇するという傾向が今後も続くだろう。

 灯油の値段はこのところ70円台の後半〜80円/L(18Lで1400円程度)。灯油1Lが木質ペレット2kgにほぼ相当するので、40円/kg程度でペレットが入手できれば、燃料価格としてはトントンである。ただし、まだ40円/kgでペレットが買える地域は限られている(わが家では60円/kg)。

 国内ではペレットはほぼペレットストーブによる暖房に用いられていて、いわば灯油ストーブの代わりであるが、ヨーロッパではペレットボイラーを使い、暖房と給湯に使っている家庭が多い。ただしボイラーはやや大型で、ペレットタンク・貯湯槽と一緒に機械室に納められている。日本では燃焼機器をおける機械室を持つ住宅は少なく、また都市近郊では敷地が狭くてそのスペースもない。

 ところで、関東以西の都市近郊住宅地では灯油ではなくLPガスを給湯用に使っている家庭は多いと思われる。実はLPガスの熱量あたり単価は、灯油やペレットの3倍もする。日本人の風呂好きを反映して、給湯需要は地域による差があまりない。高断熱で暖房をあまり使わない家でもお風呂には入る。しかも、給湯は年中あるので、ペレットの需要を平準化するにも都合がいい。だからペレットを普及させるにはここが狙い目なのだ。

 統計データを使ってシミュレーションしてみると関東地方ではLPガスを使っている場合、年間に10万円ほどガス代を払うことになる。これに対して木質ペレットが45円/kgであれば、4万円ほどですみ、その差は6万円にもなる。10年間で60万円だから、機器の価格差がその程度に収まるなら「木質ペレットボイラーいいじゃん」、という人もいるのではないか。ただし、都市ガス、電気(エコキュートで時間帯別料金適用)だとここまで差はつかない。

 問題は貯湯槽一体の屋外設置型ボイラーがまだないことで、ここは是非メーカーにがんばってもらいたい。ライバルはエコキュートってことで、ぜひお願いします。エコキュート+20万円くらいなら多分行けるかと。
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by greenerworld | 2011-01-09 16:15 | エネルギー  

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