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セミが鳴かないのは……

 東京ではいまのところセミがあまり鳴かない。自宅周辺でもニイニイゼミをときどき聞くくらい。いつもだともうアブラゼミが庭の木に来てやかましく鳴くのだが。ミンミンゼミの初聞きは25日で、アブラゼミは今日30日。アブラゼミのぬけがらは1週間前に確認している(写真下)し、鳴き始めとしてはいつもより1週間から10日程度の遅れなのだが、数が少ない。
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 こういう事態に「放射能の影響ではないか」とネット上で話題になっているようだ。しかし、今週調査に入った飯舘村では、エゾゼミ、ヒグラシ、ニイニイゼミが盛んに鳴いていた。そもそも幼虫は地面の中にいるので、地表にとどまっている放射性物質の影響は受けにくいはず。羽化の時に少量の放射線の影響を集中して受けるとも考えにくい。セミが少ないのは何か別の原因だろう。専門家は地中の積算温度が羽化に影響を与えると言っている。春先に地温が低かったことで羽化が遅れているのだろうという話だ。

 ところが数が少ないのはこれだけが理由ではなさそうだ。で、過去に遡ってみた。セミの幼虫は種類や条件にとって異なるが4〜5年地中で過ごすといわれている。今年のセミの親の多くが成虫になったと思われる5年前の2006年は梅雨明けが遅く、関東では7月30日、翌年2007年は8月1日までずれ込んでいる。このことは産卵数に影響していないだろうか? あるいはこの年に天敵が多かったとか? これから増えるかもしれないし、鳴き始めの遅い年は秋まで鳴いていることもある。まあ結論はもう少し待ってみよう。
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by greenerworld | 2011-07-30 14:41 | 花鳥風月  

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