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荒井沢緑栄塾 楽農とんぼの会 10周年

 「荒井沢緑栄塾 楽農とんぼの会」という長い名前の会がある。横浜市の南部栄区と鎌倉市境に位置する荒井沢地区の緑地・里山の保全に汗を流す人たちの集まりだ。この「緑栄塾」の活動が10年を超え、記念誌ができあがった。

 もともとは栄区の里山再生事業として始まった市民活動と、当時地区内の畑で行われていた体験農業活動事業とがドッキングして、誕生した。

 荒井沢緑地は三浦半島に連なる要素を持つ丘陵で、高度成長期、高速道路や新幹線建設のために砂採りをした跡がグランドキャニオンのように残る特異な景観。谷戸と丘陵地の畑、それらを取り囲む樹林地は、かつての里山の姿を今に伝える。緑栄塾はこの丘陵地の畑で、麦、そば、芋、野菜などの耕作(援農)を行い、周辺の緑地や農道の管理のお手伝いもしている。

 当初は、周辺の農家から、休みの日だけ好きでやってくる勤め人の道楽と思われていたフシもある。実際に雑草を茂らせてしまい苦情が来たことも。今は、逆に周辺の畑の草取りや管理の依頼を受けることもあるというほど。

 実は立ち上げの数年間この事業に関わったことがあり、今も名前だけ(本当に名前だけ)のアドバイザーとなっているのだが、記念誌を読みこの間の会員の皆さんの成長ぶり、活動の広がりに驚いた。農を楽しむだけでなく、それを伝えること、さらに地域との交流、福祉活動など、私などとても及ばない域にとうに達しているのだが、それでも少し誇らしい。

 農地としてだけではなく里山の環境と景観と技術を、都市住民がどのように守るか。そのために、市民農園ではなく共同作業という方式を取り入れた。作物もかつて里山で栽培されていた穀類と野菜を中心にした。周辺整備も含め循環という里山の機能を生かし、伝統的な技術にこだわった。もちろん、地域のルール、農作業のマナーを尊重した。それらを会員の皆さんが理解し消化して、身につけた。

 そのおかげで新しくも懐かしいスタイルが完成したのだと思う。これからも楽しい汗を流してください。

 荒井沢緑栄塾楽農とんぼの会:www11.ocn.ne.jp/~araisawa

 本日のモーツァルト的気分:Rondo in C minor KV 373

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by greenerworld | 2006-09-03 10:24 | スローフード  

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