グリーンランドの氷床が減少
2006年 10月 20日
アメリカ航空宇宙局(NASA)の最近の調査によると、グリーンランドの海岸に近い氷床が2003〜2005年の間に年あたり155ギガトン(約170立方km)減少、一方内陸部では降雪により54ギガトン(58立方km)増加したという。減少の半分はグリーンランド南西部で生じた。1990年代には減少と増加がほぼ等しかったので、顕著な変化が起こっていると研究者は述べている。
IPCCによれば、グリーンランドの氷床は28.5万立方km、これが全て溶けると、7.2m海面が上昇するという。ちなみに南極には257.1立方kmの氷床が存在し、これが全て溶けると海面は61m上昇するとされている。
by greenerworld | 2006-10-20 16:59 | 気候変動