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[Obituary] 揚子江カワイルカが絶滅!

 CNNによると、中国・揚子江にすむカワイルカが事実上絶滅したことが調査によってわかった。30人の科学者からなる調査隊が、6週間揚子江を1000マイルにわたって調査したが、1頭の個体も発見できなかった。1980年代にはまだ400頭が生息していたと考えられているが、1997年の調査では13頭が確認されただけだった。また2004年には漁民による目撃情報もあった。種を維持するためには最低20〜25頭が生息している必要があるとされており、もし今回の調査で発見されずに生き残っているものが何頭かあるとしても、もはや種として存続することは難しいという。

 乱獲と船舶交通の増加が絶滅の主な原因と見られる。ほとんど目が見えない揚子江カワイルカは音波を使って位置を確かめ、餌をとっている。エンジン音によってそれが阻害されてしまうのだ。

 2000万年前から揚子江に生息してきたといわれる揚子江カワイルカは、永遠に失われてしまった。さらに揚子江にすむスナメリも生息数が400頭を割り込んでおり、絶滅が危惧されている。この絶滅はこれからも続く大量絶滅の始まりに過ぎないかもしれない。揚子江だけでなく。

 本日のモーツァルト的気分:Requiem in D minor 第4楽章

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by greenerworld | 2006-12-18 07:52 | 生物多様性  

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