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【緊急】カエルを絶滅させるツボカビが日本に侵入

 カエルなど両生類に感染する致死性の高いツボカビがとうとう国内で確認された。飼育中のカエルで昨年12月にツボカビが検出されたもので、野外への拡大が起これば野生のカエル・両生類が大量に死ぬおそれがある。それだけでなく、カエルを餌とするヘビや鳥類にも深刻な影響を及ぼす。またカエル類は害虫を含むさまざまな小動物・昆虫を餌とするため、農業や人間生活への影響も懸念される。

 1980年代から世界的にカエル類の減少が顕著になり、その原因が研究されていたが、1998年に通常は土の中にいるツボカビがカエルの皮膚に感染したことが主要な原因の一つとして突きとめられた。アジア以外ではすでに感染が確認されており、カエルの個体数が激減したところもある。

 日本の生態系の中でカエルを始めとする両生類が占める位置、果たす役割はとても大きい。すでに生息環境の悪化で両生類は追い詰められている。ツボカビがまん延したら、日本の生態系は取り返しのつかないところまで追いつめられるかもしれない。何としてもまん延を食い止めなければならない。

 爬虫類と両生類の臨床と病理のための研究会、日本野生動物医学界、日本生態学会、WWFジャパンなど16団体は1月13日付で緊急事態宣言を発表、野生両生類をペットとして飼育することを慎み、飼育個体の野外への放流や死亡個体の投棄をしないなどの呼びかけをしている。

 詳しい情報・解説は以下のサイトへ

 WWFジャパン
 http://www.wwf.or.jp/

 日本獣医病理学会/日本獣医病理学専門家協会
 http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/byouri/JSVPJCVP/index.html
 (社)日本獣医学会
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/jsvs/index.html
 麻布大学 
 http://www.azabu-u.ac.jp/
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by greenerworld | 2007-01-12 11:17 | 生物多様性  

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