管理者へのメール / 管理者のプロフィール


中国・黄河の淡水魚3分の1が絶滅

 揚子江カワイルカがほぼ絶滅したニュースを昨年12/18に伝えたが、今度は中国第2の河川・黄河から、淡水魚種の3分の1が姿を消したと、チャイナ・デイリーの記事を引用して英紙・ガーディアンが伝えている(1/18付電子版)。

 黄河はチベット高原から黄土地帯を経由して渤海に注ぐ。かつて日本と大陸が陸続きだったころには南西日本の河川も黄河の支流だったことから、共通種・祖先を同じくする淡水魚種も多い。日本でも多くの淡水魚が危機にさらされているが、本家もそれ以上に深刻なようだ。かつては150種以上の淡水魚が生息していたが、その3分の1が絶滅し、漁獲も激減しているという。

 淡水魚絶滅の原因はさまざまだ。主な理由としてあげられるのはダムの建設が淡水魚の移動を妨げたこと、小雨で水量が減少したこと、乱獲、そして汚染である。黄河には2005年には43億トンもの汚水が流域の都市から流れ込んだという。河川の汚染による飲料水の不足も深刻な状況だ。

 高度経済成長を続ける中国では、ゴミや廃水、大気汚染など環境悪化が進み、対策がとても追いつかない。中でも野生生物の保護はパンダなど一部を除いて政策優先順位が低い。黄河も揚子江も、生き物の住めない川になってしまうのだろうか。
[PR]

by greenerworld | 2007-01-22 08:32 | 生物多様性  

<< ブッシュ大統領は「アルコール中毒」か 納豆騒動 >>