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オーストラリア 白熱灯を廃止する世界最初の国へ

 19世紀の発明以来文明の灯りとして親しまれてきた白熱灯が、オーストラリアから消えるかもしれない。オーストラリア政府は、温室効果ガスの排出削減のために、2009年までに白熱灯を廃止して、効率の良いコンパクト蛍光灯に替えようとしているようだ。オーストラリアのターンブル環境水資源相が表明した。医療用などの特殊用途は除くとしている。オーストラリアでは、家庭部門の温室効果ガス排出の12%、業務部門の同25%が照明からとされ、その効果は大きい。

 白熱灯は中国を始めとする発展途上国の産業でもあるため、これらの国々とも協調していくという。オーストラリアはアメリカとともに京都議定書を批准していない。

 コンパクト蛍光灯は白熱灯に比べ高価だが寿命が長いため、電気代の節約分と合わせて価格の差額は短期間(1年以内)で回収できる。

 白熱電球の効率はひどく悪い。高熱によって光を発生させるしくみだから当然といえば当然だが、投入される電気の10%程度しか明るさ(可視光)に変わらないといわれる。つまり90%は熱(赤外線と熱伝導)に変わってしまっている。電気を起こすところおよび送配電での損失があるので、発電所で投入されるエネルギーからするとわずか4%以下。96%以上が熱として消えている。おお、文明生活とは何というエネルギーのむだで成り立ってきたのであろうか。蛍光灯であっても可視光に変わる効率はその4倍程度だから、84%はむだになっているのだが。

 なお、白熱灯はエジソンの電球として有名だが、エジソンは何人かの発明者の一人にすぎないそうだ。
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by greenerworld | 2007-02-21 18:36 | 環境エネルギー政策  

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