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イギリス 2050年までにCO2の60%削減を立法化へ

 3月13日、イギリス政府は世界で初めて、二酸化炭素の削減を立法化することを発表した。この法案は「気候変動法(Climate Change Bill)」で、2050年までに二酸化炭素を1990年レベルから60%削減することを義務づけるもの。数か月以内に国会に提出される予定という。

 法案には2020年の中間目標も示されており、ー26〜32%の削減となる。これは先のEU首脳会議での合意であるー20%よりも高い目標数値だ。その他、5年を一区切りとした「炭素予算」を組む、独立した専門家からなる「気候委員会」が目標達成について政府に助言するとともに、報告書を発行し、達成状況をチェックする、などの内容となっている

 環境・食料・農村問題省(DEFRA)のミリバンド大臣は、ビデオメッセージのなかで次のように語っている。

 「イギリスのような豊かな先進国こそが、気候変動対策において世界をリードすべきである。この取り組みは、発展途上国が先進国と同じ過ちを繰り返さないよう、低炭素経済を選択していくのに役立つ。イギリスが率先して取り組むことが発展途上国の信頼と国際的な連携をもたらす」

 「地球の友」などの環境保護団体は一定の評価をしつつも、年ごとの目標設定をすべきなど、より強力な施策を求めている。

 ポスト京都・2012年以降の対策をめぐり、さまざまな動きがEUを中心に出てきた。今年の先進国首脳サミットは、気候変動対策が主要なテーマになることは間違いなさそう。アベちゃんはついて行けるのか?

 (ミリバンド大臣の発言のイギリスを日本に置き換えて読んでみてください)
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by greenerworld | 2007-03-14 12:42 | 環境エネルギー政策  

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