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フカヒレスープがイタヤ貝減少の原因に?

 メジロザメやシュモクザメなどの大型のサメが減少することで、イタヤ貝やカキが減っているという報告が米紙サイエンス(3.30)に掲載された。カナダ、ノバ・スコシア州のダルハウジー大学のグループの研究によれば、大西洋沿岸におけるこれら大型のサメ類は乱獲によってこの30年間に激減した。その結果大型サメが餌にしているウシバナトビエイなどが増えた。ウシバナトビエイの主な餌は、海底にすむこれらの二枚貝。だから、増えたエイによって食い尽くされてしまった・・・。

 サメのヒレは高級食材として中国料理に使われる。中国が経済発展し、富裕層が増えて、世界中からさまざまな食材が中国に向かっている。つまり、中国人が豊かになると大西洋産のイタヤ貝が減るということになる。これらの貝は海中のプランクトンや有機物をこしとって食べる掃除屋でもある。すると浄化機能が低下して海がいつまでもきれいにならないということもあるかもしれない。“風が吹けば桶屋が儲かる”類のカスケード効果。もちろん、日本も無関係ではないけれど。
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by greenerworld | 2007-04-12 16:58 | 生物多様性  

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