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大好きなあの動物も、謎の病気で絶滅の危機に

 タスマニアン・デビル。10年ほど前、タスマニア(オーストラリア南部の島)のホバート郊外にある野生動物公園で実物を見て以来(実はその前からとても気になっていたのだが)、すっかりお気に入りの動物の一つだ。オーストラリア固有の有袋類の一種で、大昔はオーストラリア本土にも分布していたようだが、今ではタスマニアにしか生息していない。メスはおなかに袋をもっていて、カンガルーやコアラと同じようにその中で子を育てる。名前は恐ろしいが、ころころした体つきで、大きさは小型犬ほど。吠え声(いやうなり声というべきか)は夜暗いところで聞いたら、やはり恐ろしいかもしれないが、動作も俊敏ではなく、実際には動いている獲物を襲うことはほとんどないという話だ。

 その愛すべきデビルに顔面腫瘍の病気が蔓延しているという。確認されたのは1996年が最初だが、今ではタスマニア島内56%の地域に広がっており、野生のデビルが確認される頻度も激減している。捕獲されたデビルの8割以上がこの病気にかかっているという。ガンの一種がなぜこんなに短期間に広がっているのか、まだ原因が突き止められていないが、デビル同士の接触によって「感染」しているらしい。

 病気の広がっている地域で健康な個体をとらえて、病気のない地域へ移動させたり、野生動物公園に非難させたりする対策が始まっている。沖合の島に保護のための避難地を設ける「箱船計画」も検討されているという。

 いったいデビルに何が起こっているのか。この星のシステムに狂いが生じてきてはいないだろうか。
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by greenerworld | 2007-05-06 10:45 | 生物多様性  

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