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マラカイトグリーン

 もう15年ほど前の話。

 そのころ話題の某大型ショッピングセンターに行き、魚屋さんで水槽で泳いでいる魚を買って帰ってさばいたら、腹から半分溶けた緑色の錠剤が出てきた。マラカイトグリーンですよ。いま中国産ウナギで問題になっている抗菌剤。病気の予防のために水槽の中に放り込んだ錠剤を、たまたま魚が飲み込んじゃったということではないかと思う。

 でも、そのときは問題にもしなかった。学生時代、研究室でマラカイトグリーンてけっこうポピュラーな薬品だったしな……。薬浴といって、魚を消毒するのにマラカイトグリーンを溶かした水にしばらくつけ込んでいた。日本の養魚場でも少し前までマラカイトグリーンはよく使われていたはず。だからといって中国産ウナギを擁護しているわけではありません。ただ、日本でも農薬を始め有害薬品、汚染物質に対する規制は遅れ遅れで、マラカイトグリーンも発ガン性や催奇形性から養魚への使用が全面禁止になったのは2005年。まだ2年しかたっていないのだ。中国では普通に使っていると考えるのが当然でしょう。国情の違いを考えれば、これだけで中国人(全般)はけしからんと声を荒げるのは、どうかなと思う。むしろ、中国なしでコンビニエンスな日本の日常生活が成り立たなくなっている現状の方を、憂慮すべきではないのだろうか。北京にお米を売りに行っている間にね、ばんそうこう大臣。
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by greenerworld | 2007-07-28 10:01 | 環境汚染  

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