管理者へのメール / 管理者のプロフィール


めざせ! オール「非」電化住宅─太陽熱編─

 びっくりしたなあ、所信表明演説だけしていきなり辞任って前代未聞。それも小沢代表に党首会談断られたからと……。美しい星の実現のために、まだまだがんばってほしかったのに(T_T)。

 さて政局の混乱の間にもCO2は排出され、温暖化は進む。CO2削減には「非電化」だというわけで、非電化技術の代表である太陽熱利用にもっとがんばってもらわなければならない。このブログでは何度か指摘しているが、日本はかつて太陽熱大国だったにもかかわらず、いまそのストックは年々減少しており、太陽熱機器を製造するメーカーも、数えるほどしかない有様。太陽熱温水器をつけたいと思っても、近所で扱っているところありますか? 東京農工大の秋澤淳準教授らの調査では、驚くことに「太陽熱温水器を知らない」という回答が4分の1もあったそうだ(生存科学シリーズ2、秋澤編著『自然エネルギーで地域がかがやく』、公人の友社)。

 現太陽熱大国の中国は別格としても、ヨーロッパでは風力・太陽光発電・バイオマスに加え太陽熱利用も大きなブームを迎えつつある。一般的に太陽光は発電事業として大面積で設置、太陽熱は戸別の利用という傾向が強いが、地域熱供給に接続した集中型の太陽熱利用もある。戸別の場合でもセントラル給湯・暖房の熱源として貯湯槽を設けている。

 一方で日本では給湯用温水器としての単独利用が中心。住宅事情から、貯湯槽やボイラーを置けない家も多いため、集熱部と貯湯部が一体になっているタイプがほとんどだった。太陽熱は夏冬や晴雨の変動があり、一方で個々の家庭の温水利用パターンは異なるから、給湯用としても地域で共同利用する方が利用効率はいいことはわかっている。しかし、それにはインフラの整備にもコストがかかるし、既存の住宅地では導入しにくい。

 日本ではやはり、戸別に太陽熱温水器として利用するのが、いちばん普及させやすいのではないかと、最近思い直している。

 太陽熱温水器が普及しない理由として、価格が高い(実際には太陽光より早くちゃんと元が取れます)・効果が見えない(使ってみると効果はよくわかります)・見た目が悪い(これまでの温水器は確かに)・屋根が傷む(きちんと設置すれば大丈夫)などの声がある。先の農工大秋澤氏は、システム価格が15万円であれば20%以上が受け入れると見ている。現状では安いタイプでも三〇万円。価格低下を量産効果で実現するには、とりあえず政策的な導入が必要だろう。

 もう一つはデザインである。うちの屋根にもつけてみたいと思わせることが必要。価格15万円でかっこいいというのが、ねらい目と思う。オピニオンリーダーとかスターが家にこぞってつけているようなイメージ戦略も必要だ。

 だからほんとうはアベちゃんのお宅にも、総理官邸にも率先してつけて宣伝してほしかった。何しろ、試算してみると家庭用温水器1台で東京では年間0.44トンほどCO2排出が回避できる。アベちゃんのところは2人家族だから、これだけで1人1日0.6kgなんです。

 次回は太陽熱冷房のアイデアを。
[PR]

by greenerworld | 2007-09-12 14:53 | エネルギー  

<< オペルのディーゼル・ハイブリッ... めざせ! オール「非」電化住宅 >>