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食品価格高騰の原因はエタノール? それとも原油高?

 穀物価格の上昇で、日本でもさまざまな食品の値上げが続いているが、アメリカでも事情は同じ。その理由について、二つの世論調査が全く異なる結果となっている。

 一つは食品メーカーのホーメルが行った調査(Hormel Hunger Survey)。まず64%の回答者が、食品や燃料の値上がりによって食糧事情が悪化していると答えている。さらにバイオエタノールへの利用はトウモロコシなどの価格、さらに食料価格を上昇させているとの回答が60%に達しており、47%がバイオエタノール生産への政府の補助金が原因となっていると考えている。

 もう一つの調査は、バイオ燃料の業界団体である再生可能燃料協会(RFA)のもの。こちらの調査では、食品価格の上昇の原因は原油高によるとの見方が46%と最も多く、次に中国を始めとする世界的な需要の高まりが15%で続く。バイオエタノール生産を原因とするのはわずか7%という結果。全体として84%が「エタノール以外」が原因であると答えているという。同じような世論調査で、ここまで「露骨」に差が出るものなのか。

 なお、ホーメルの調査では17%が過去一年以内に食事の援助を受けたことがあると回答している。RFAは、食品価格の81%は加工・容器包装・流通や広告宣伝に用いられておりそこで多量のエネルギーを使っているため、食品価格上昇への穀物の影響はわずかだと主張している。これはこれで考えさせられる話である。

 ちなみにホーメルは、ときどき無性に食べたくなる(私だけ?)あのSPAMを製造販売している会社です……。
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by greenerworld | 2007-11-02 11:25 | エネルギー  

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