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実は安い木質ペレット

 暖かくなったと思ったら、一気に春の陽気。ふつう冬と春を行ったり来たりするものだが、今年は3月に入るといきなり春になった印象。公私にいろいろ重なって、すっかりごぶさたしてしまいました。

 さて、この冬は平年並みに寒かったので、わが家のペレットストーブも大活躍だった。昨年は200kgしか使わなかったが、今年はその3倍の600kgを消費した。といっても、かなりがまんして使わずにいる日があるのと、こたつも使っているため、ふつうに燃せば一冬で1トンというところかもしれない。寒冷地でなければ標準的な消費量だと思う。わが家で購入しているペレットの価格は60円/kg。一冬に36,000円(税別)使ったことになる。

 以前にも書いたが、木質ペレットのkg当たり発熱量は灯油1リットルのほぼ半分。つまり2kgで灯油1リットルに相当する。灯油は高騰しているとはいえ、1リットル100円弱なので、まだペレットの方が高いが、だいぶ差は縮まってきた。長野県や岩手県など、地元のペレットが入手できる地域ではすでに逆転しているだろう。

 ついでに灯油以外の燃料と熱量単価を比べてみた。

 MJ(メガジュール)当たりでそろえてみると、電気は6.1円、都市ガスは4.4円、LPガスは8.2円、灯油は2.6円となる。これに対してわが家で購入している木質ペレットは3.3円。つまり、熱量あたりにすればガスや電気より安いのだ。電気の場合はエアコン(ヒートポンプ)を使うとこれより安くなる場合があるが、半分にはならないだろう。電熱タイプのヒーターやLPガスを使っているなら、すぐにでもペレットに替えたほうがずっと燃料費は安上がりということになる。

 今後も石油製品は値上がり続けるだろうし、都市ガスや電気も上昇する。実際この冬ペレットストーブはかなりの人気だったようだ。

by greenerworld | 2008-03-18 21:08 | エネルギー  

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