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ガソリン価格は今年中に200円/リットルも

 原油価格の上昇が止まらない。年明けに100ドル/バレルを超えてびっくりしていたら、ここへ来て125ドル/バレルを超えた(いずれもWTI価格)。どたばたの末、暫定税率が元に戻ったガソリンは、おおむね160円/リットルまで上昇した。しかし、この価格も数か月前の原油価格を反映したものだから、この先さらに上昇することは間違いない。税率を除いて2割程度の上昇分を加味すると、夏には180円程度まで達するのではないか。年末に200円になっていても驚かない。

 ガソリン価格が200円を超えると、自動車の保有を考え直すと答えた人が多いというガリバー自動車研究所のアンケート結果があるが、ここ数年で自動車社会は大きく変わるかもしれない。売れ筋が軽自動車にシフトしているのはその前触れだろうが、軽自動車でもプリウスでももう間に合わない。

 アメリカでもガソリン価格の高騰が変化をもたらしているそうだ。車から公共交通機関に乗り換える人が増えており、電車や地下鉄、バスの乗車率が上がっていると、いくつかのメディアが報じている。実感の湧かない温暖化対策より、お金の問題がやはりいちばん効いてくるということか。

 それにしても道路(もちろん車を走らせるためのものです)を造り続けるという政策の前提が崩れようとしているのに、暫定税率だの、道路特定財源だのいつの時代の話をしているのかと、めまいがしてくる。代替交通手段のある都市部はまだどうにでもなる。道路と自動車産業は確かに日本の経済の推進エンジンだったが、その結果自動車漬けになり、公共交通を次々廃止に追いやってきた地方では、車がなければ生活も仕事も成り立たない。交通政策を大きく変えなければならないのに、国会ではその議論のかけらもない。全く不可解だ。
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by greenerworld | 2008-05-11 19:37 | エネルギー  

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