管理者へのメール / 管理者のプロフィール


2007年のCO2濃度383ppmに上昇

 年々上昇を続ける大気中のCO2濃度。2007年は前年より2.2ppm増えて、383ppmとなった。この値は産業革命以前の濃度280ppmに比べて37%も高い。過去65万年で最高であり、過去2000万年でも最高である可能性が高い。

 土地利用の変化(主に森林の伐採)による炭素の増加は年間1.5ペタグラムC(1ペタグラム=10億トン)に達し、1850年から2007年までに160ペタグラムが大気中に放出されたと見積もられる。主な放出地域は南米・中米が41%、南アジア・東南アジアが43%、アフリカが11%。

 化石燃料の燃焼とセメント製造からのCO2排出は、1990年の年間6.2ペタグラムCから、2007年には8.5ペタグラムCに達した。2000-2007年の年間増加率は3.5%と、それ以前の10年間の0.9%のほぼ4倍となった。この増加率はIPCCの予測シナリオを上回っている。

 中国とインドのCO2排出が増加しており、中国は2006年にアメリカを抜いて最大の排出国になった。インドはまもなくロシアを抜いて世界第3位の排出国になると見込まれる。現在、世界人口の80%を占める発展途上国からの排出が世界全体の半分を超えているが、1751年以来の累積排出量では20%を占めるに過ぎない。

 海洋や陸地のナチュラルシンクによって取り除かれるCO2は、大気中のCO2濃度の上昇に伴って大きくなっているが、過去50年間で5%も効率が低下しており、この傾向は今後も続く。50年前には1トンの大気中CO2のうち600kgを除去できたが、現在では550kgしか除去できなくなっている。

 グローバルカーボンプロジェクト www.globalcarbonproject.org
[PR]

by greenerworld | 2008-09-26 15:39 | 気候変動  

<< 太陽光補助に補正予算? 二坪菜園で時事問題を考えた >>