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不況が最大の温暖化対策か?

 EUでは今回の金融危機に伴う景気後退で、企業活動・消費が減退し、CO2排出も減少すると予想されている。もちろん、不況に見舞われているのはEUだけではなく、全世界であり、世界全体のCO2排出の伸びもここ1、2年は一段落する可能性がある。日本も9月の自動車販売台数が前年比5%の減、百貨店の売り上げも大きくマイナスになるなど、景気の状況は変わっている。京都議定書の目標期間入りし、その目標達成が危ぶまれているが、案外この不況が効いてくるかもしれない。過去に、CO2の排出が前年比マイナスだったのは、1993年度、1998度年、2001年度といずれも経済後退期。2006年度もやや減っているがこの年(2006年12月〜2007年2月)は暖冬である。

 景気対策でお金を使えとばらまきをすればするほど、CO2排出は増える。景気後退のあおりを受けて、ニューヨークの原油取引市場では最高値の半分に値下がりしており、原油高から進んでいた代替エネルギーや省エネルギーへの投資もしぼみそうだ。

 こういう時代こそ、CO2排出を抑制する方向に向けた経済刺激策が必要なのだが、低炭素社会を打ち出した福田ビジョンの掛け声は麻生政権になってずいぶん小さくなった気がする。果たして二次、三次と矢継ぎ早に繰り出そうとしている政府の補正予算は、どんな内容になるだろうか。
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by greenerworld | 2008-10-16 09:03 | 環境エネルギー政策  

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