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金融危機、きっかけは原油高?

 サブプライムローンに端を発して、世界中を金融危機の津波が襲っている。地球規模で広がる複雑に入り組んだ金融の網はどこでどうつながっているかわからない。北大西洋の小国アイスランドの金融破綻が、円建て債を通じて日本にも波及しそうだという。

 サブプライムローンは主犯かもしれないが、引き金を引いたのは石油の高騰ではなかろうか。自動車社会のアメリカで、ガソリンの高騰は実質的に手取額を減らすことになる。車を使えなければ仕事にも買い物にも行けないから、ガソリンを節約するにも限界がある。映画の中で貧しさの象徴として、道をとぼとぼと歩くシーンが描かれる国だ。住宅ローンに上乗せして借金をし可処分所得以上の生活をしていた人たちが、ガソリン高騰に見舞われて返済が行き詰まったケースは少なくないだろう。

 一方、金融危機と消費低迷は行きすぎた石油価格を冷やす効果をもたらした。NYMEXの原油先物価格はたった半年で最高値の半分になってしまった。石油バブルがはじけ、今度は石油生産国にも危機が訪れようとしているとか。グルジア問題で強気だったロシアも、このところなんだかおとなしい。

 過去にもこんなことがあったなと思う。1970年代のオイルショック。しかし80〜90年代のような安い石油の時代にはもう戻るまい。それでもまた誰かが次のギャンブルを発明するだろう。どの札がジョーカーかわからないまま、カジノ経済は続くのか。
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by greenerworld | 2008-10-22 08:14 | エネルギー  

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