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カテゴリ:花鳥風月( 75 )

 

アリなの? クモなの?

f0030644_105227100.jpg 以前から、わが家に定着している生き物の一つにアリグモがいる。相手が小さくてよく動くし、コンパクトデジカメしかなかったので鮮明な写真ではないが、こんな姿。初めて見たとき、アリだと思ってはらったら、落ちるときに糸を出したのでクモだとわかった。クモは足が8本、アリは昆虫だから6本。アリグモは第1肢を持ち上げて、まるで触覚のように動かす(写真のアリグモは第1肢の片方を欠損しているようだ)。頭胸部と腹部の間も細くくびれていて、行動もアリのようにせわしなく動き回る。

 ハエトリグモの仲間で、アリに似ているのはアリを補食するため、という説が広く流布していて、ブログ子も最初そう聞いた。しかし、観察していてもアリを襲うような姿は見たことがないし、アリが多くいる地面よりも木のベンチとか、壁とかで見かけることが多い(写真は家の中の壁)。アリに似せることで逆に捕食を免れているのではないかというのが、最近の通説になっているようだ。いずれにしても自然の妙である。

 今度もう少しいい写真を狙ってみます。皆さんも身の回りで探してみてください。
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by greenerworld | 2009-05-15 10:54 | 花鳥風月  

リトル・ドラゴン

 引きこもりGWで、狭い庭の整理をしていたら、積んであった枯れ木の上でひなたぼっこするカナヘビを見つけた。まだ体温が上がらないらしく、動きが鈍い。胸のあたりが大きく脈打つのは心臓の鼓動か。クローズアップにするとけっこう迫力。捕食動物(プレデター)としてカナヘビとトカゲ、昆虫ではオオカマキリとコカマキリがわが家の庭に定着している。
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by greenerworld | 2009-05-04 11:54 | 花鳥風月  

花喰鳥

 都心ではだいぶ散ってしまったようだが、わが家周辺では今日あたりが満開。散歩コースである川べりの桜並木もご覧の通り豪華絢爛。ほのかな甘い香りが漂う。散り始めていないのに、花ごとぽとりと落ちてくるのはヒヨドリの仕業だ。花を喰うのは風流か無粋か。カメラを向けると、ヒヨドリはけたたましく鳴いて飛び立った。
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by greenerworld | 2009-04-07 09:26 | 花鳥風月  

如月の望月に桜は咲いたか?

 西行の有名な歌「願わくは花の下にて春死なむ その如月の望月のころ」について、以前から腑に落ちなかった。この場合の花は桜だと解説にはあるが、如月(旧暦2月)の望月(15日)に桜というのがピンと来ないのである。

 旧暦カレンダーで何年分か調べてみたが、如月の望月は新暦だと3月初旬から4月あたまになる。西行の時代(平安時代末期)にこの季節桜が咲いていたのだろうか。現在の桜の主流ソメイヨシノは江戸時代に作られた品種で、当時桜と言えばヤマザクラだったはずだ。するとソメイヨシノより開花は少し遅い。満開になるのは4月中~下旬ではなかろうか。

 ということで、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の報告書で、過去の気温変化(気候変動)を見てみた。すると、西暦900年~1200年ごろは気候温暖期にあたっているのだ。これで謎が解けたかと思ったが、それでも温暖化が進む現在に比べるとだいぶ低いのである。そうか、これはヤマザクラではなくヒガンザクラではあるまいか。そういえばエドヒガン(名前は江戸だが栽培種でなく野生種)は長寿で各地で桜の銘木となっている。であれば、年によっては如月の望月に満開のこともあったかもしれない。しかし、時節も寒暖も年によってずれるから、西行の歌にはその巡り合わせを望む(如月の望月に花が咲き誇る年、その花の下で死にたいものだという)思いも込められているのだろう。

 さて西行はほぼ歌の通り、1190年の2月16日(旧暦)に72歳でこの世を去っている。新暦では3月23日にあたる。果たして西行は花の下で死ぬことができただろうか。

 ちなみに今年の如月の望月は3月11日。いかに温暖化・都市化が進んだとはいえ、まだ桜の花には早いだろうね。
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by greenerworld | 2009-02-12 10:52 | 花鳥風月  

冬の田んぼから消えて久しいもの

f0030644_111766.jpg 冬になると田んぼは広々とした「空き地」になって、昔は子どもたちのまたとない遊び場だった。鬼ごっこにドッジボール(切り株があってサッカーは無理)、積まれたわらぼっちを利用して隠れ家づくりをしたり、冬眠しているカエルを掘り出したてみたり……。最近は田んぼで遊ぶこどもをさっぱり目にしなくなった。

 20日はメダカ里親の会(宇都宮市)の田んぼの学校で収穫祭。メニューはつきたての餅、そばがき、焼き芋、アユの塩焼きに落花生、ドジョウのから揚げ、豚汁等々。お腹一杯になった子どもたちは、誰からともなく田んぼに出て遊び始めた。男の子たちはチャンバラ、女の子たちはかくれんぼに、枯れ草摘み。そのうち溝にはまる子も出て大騒ぎ。冬の田んぼで遊ぶ子、久しぶりに見たなあ。年の瀬とは思えぬのどかな日。
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by greenerworld | 2008-12-21 11:32 | 花鳥風月  

落ち葉がいっぱい

f0030644_1391552.jpg 一昨日の強風で、昨日はあちこちに落ち葉の山ができていた。わが家の狭い庭も落ち葉のじゅうたんとなったので、朝から熊手でかき集めた。厚手の大きい葉はアベマキのものだ。

 以前ある自治体のワークショップで、「これは何の木の実でしょう」と参加者に見せられた。ずんぐりした丸っこいドングリで、聞くと奈良旅行のおり公園で拾ったものという。「場所から考えると多分アベマキだと思うが、芽が出てみないとわからない」と答えると、「じゃあ植えてみて」ともらって庭にまいたのだ。アベマキとクヌギはドングリだけ見ても区別がつかない。翌春芽が出ると果たしてアベマキであった。

 アベマキやクヌギの葉は枯れてからも落ちずにしぶとく枝に残っているが、さすがにあの強風でかなり吹き飛ばされ、冬らしいたたずまいになった。はや年の瀬。

 息子には息子の理屈冬木立 虫魚
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by greenerworld | 2008-12-07 13:28 | 花鳥風月  

白鳥の便りが届いた

 八戸の酔狂さんから、近所の川に“冬の使者”白鳥が飛来したとのニュース。ここ数日ぐっと冷え込んで、もう冬も間近。f0030644_17282410.jpgうちの近所で白鳥は見られないので、数年前に訪れたクッチャロ湖で撮った写真を。これは北に帰る途中のコハクチョウ。全然逃げないので、コンパクトデジカメでもこんなに大きく撮れてしまった。そろそろペレットストーブの準備をしなくっちゃ。
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by greenerworld | 2008-11-10 16:36 | 花鳥風月  

木犀の香り立つ頃

f0030644_8331872.jpg モクセイ(木犀)は、春のジンチョウゲと並んで、季節の移り変わりを感じさせる。いずれも花は小さいが、その強い香りで存在を際だたせている。モクセイは中国原産で、日本では庭木として花の色がオレンジの金と白っぽい銀の2品種が植えられている(写真はキンモクセイ)。他に薄黄もあるらしい。彼岸を過ぎ、もうどう転んでも暑さは戻らないというあたりで咲く。冷え込んで湿り気を含んだ夜気に香りがいっそう引き立つ。

 中国蘇州郊外の天池山というところを訪れたとき、麓に建つ古刹に樹齢300年というモクセイの木があって、金か銀かは聞きもらしたが、花が咲くと寺内が馥郁たる香りに包まれると、名産の茶をいただきながら聞いた。花は砂糖漬けにして料理にも使うという。なんとも風雅。同じモクセイ科のジャスミンをお茶にするのだから、モクセイの花も乾燥させてお茶に混ぜてもいいんじゃないかな。
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by greenerworld | 2008-10-10 08:41 | 花鳥風月  

彼岸花のBGMは……

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 暑さ寒さも彼岸までというが、今年は残暑がしつこい。土手では彼岸花が咲き出したというのに、まだツクツクボウシやミンミンゼミが鳴いている。それでもオギの群落からはクサキリの声がして、ナガコガネグモのメスもおなかがずいぶん大きくなった。一週間もしたらキンモクセイが香り始めるだろう。
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by greenerworld | 2008-09-21 09:55 | 花鳥風月  

たかがセミ、されどセミ(蝉)

f0030644_19142487.jpg この夏、友人がe-じゃん掛川という地域SNSでセミの鳴き声マップというコミュニティを立ち上げた。身近な夏のセミ、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ヒグラシ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、クマゼミの声を聞いたら、マップ機能で知らせるというものである。地域SNSなので、当然その地域(掛川市)の情報が多いのだが、こちらは東京近辺の状況をアップすることになる。また出かけた先で聞いたセミの声もせっせとアップした。そのおかげでずいぶんセミの声を注意して聞くようになった。

 たったそれだけのことなのだが、こんな身近なセミの世界にもまだまだわからないことがあると改めて感じた。

 1)西日本にはミンミンゼミが少ない。ミンミンゼミは東京では街中でも聞こえるごく普通のセミで、場所によってはアブラゼミ(写真右上)より多いくらい。アブラゼミと同じころ(7月の終わりに)鳴き出すが、掛川では街中にはほとんどいないという。数そのものも少ないようで、鳴き出す時期もずっと遅い。確かに手元の図鑑では、ミンミンゼミは西日本では暗い湿った林に生息するとある。そういえば子ども時代、昆虫採集でミンミンゼミはなかなか手に入らなかった記憶もある。

 2)夜鳴くセミはニイニイゼミとアブラゼミ。気温が高いと夜でもセミが鳴くことがあるが、これまでのところ聞いたのはこの2種類のみ。たいてい街灯の近くで鳴いているので、明るさも関係あるのだろうか。クマゼミは夜鳴くのか、西日本の方教えてください。

 3)ニイニイゼミは意外としぶとい。早い年は6月の下旬には鳴き出すニイニイゼミ。旧盆のころにはいなくなってしまう印象があったが、8月の終わりでもまだ鳴いている。都心でも復活してきているような気もする。注意して聞くようになっただけかもしれない。

 来年はもう少し大々的に、全国レベルで実施してみたら面白そう。
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by greenerworld | 2008-08-31 19:17 | 花鳥風月