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カテゴリ:森羅万象( 88 )

 

先に辞めたのは鳩山さん

 鳩山総理大臣、小沢幹事長のダブル辞任。

 参院選を考えたらこれしかなかった。その決断をしたところは、まだ感覚がさびつききってはいなかったということかもしれない。鳩山総理、さっそうと登場し、大向こうをうならせる政策を打ち出してはみたが、言葉だけで実が伴わなかった。政治は数だという小沢幹事長の姿勢も、政治資金疑惑とともに反感を買った。2人とも自民党出身で、二世、三世議員。結局古い体質は変えられなかったように思う。

 日本の政治の漂流は止まらない。世界の中での存在感も薄まるばかりだ。漂って、どこへたどり着くのか。
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by greenerworld | 2010-06-02 11:44 | 森羅万象  

どちらが先にやめることになるか

 迷走する2人のリーダー。岡田さん(フットボール日本代表監督)と鳩山さん(日本の総理大臣)。どちらが早く辞任することになるのだろう。岡田さんは6月24日までは代表監督を務める。一次リーグ敗退ならば、この時点で辞任。もし目標通り4位以内になれば、7月11日の3位決定戦まで采配をふるうことになるが……。

 鳩山さんは遅くとも7月11日の参院選投開票日には辞任するだろう。参院戦敗北の責任を取ることになる。どのみち辞めるのなら、選挙で傷口を広げないようにということで、その前に辞任しろという声が高まりそうだ。政権交代しても1年持たなかったか。お坊ちゃま政治の限界。

 フットボールも政治も、日本はどこへ行く?
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by greenerworld | 2010-05-30 19:22 | 森羅万象  

電子ブックと出版産業

 今週いよいよ日本でも、iPadが発売になる。すでに店頭予約は早々と打ち切られるほどの人気。アメリカでは発売1か月を待たずに100万台が売れた。これはiPhoneより速いペースで、この新しいデバイスが多くの人から待ち望まれていたことがわかる。

 iPadの機能の一つに「電子ブックリーダー」があり、サイトからダウンロードした電子ブックを読むことができる。紙の本がなくなることは当面ないだろうが、たとえば、iPadの普及が1,000万台を超えたとき──それはさほど遠くないことだと思うが──状況は大きく変わるのではないだろうか。

 iPadの無線LAN対応タイプで最も安いのは48,800円。しかし電子ブックは半額から3分の1の価格で売られるだろう。1冊あたり平均で700~800円安ければ、60~70冊買えば元が取れる計算だ。おまけに本棚をふさぐことはない。一部の豪華本などを除いて、電子ブックをダウンロードして購入する方向にシフトしていくことは避けられない。音楽の世界でこの9年間に起こったことが、書籍の世界でも起こるにちがいない。

 それを加速させそうなのが、出版産業の現状だ。いまに始まったことではないが、本はますます売れなくなっている。ところが出版点数は増えている。書店店頭での回転が速くなり、出版社は書棚を確保するためにも、資金繰りのためにも、点数を増やし、その代わり1点あたりの部数を絞っている。自転車操業は以前からのこの業界の体質だが、それがますますひどくなっている。じっくりと時間をかけた企画など無理で、お手軽な新書本ばかりが増える。新書が悪いと言っているわけではないが、コンテンツを供給する立場からするとゆゆしき時代になっている。

 印税率も下がっているから、価格低下、部数減とトリプルで、著者に入る印税収入は縮小している。印税収入が減れば、著者は物を書くことで食べていけなくなる。一般的に印税率は10%とされているが、最近は7%とか、もっと低い場合もある。1000円の本で、70円程度。1万部──最近ではちょっとしたスマッシュヒットだ──売れても70万円。1冊の本を書き上げるのに、最低でも数か月はかかる。取材費や資料費も自前だから、全く割に合わないことになる。若い才能がこの世界に入ってくることを躊躇するようになろう。誰もが最初から村上春樹になれるわけではないし、村上春樹を生むには、その裾野が広くなければならない。本が文化のバロメータだというなら、その文化はどんどん劣化していく。出版界は自分で自分の首を絞めているように思う。

 ところがアメリカでは電子ブックサイトが著者に払う印税が85%、90%だという。300円で売られても250円以上が収入になる。どちらが魅力的か、計算するまでもない。

 もちろん良い本にするには編集機能が必要だが、少なくとも出版社は必要ない時代がすぐそこまで来ているような気がする。いや、誰でも出版社になれる時代か。
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by greenerworld | 2010-05-25 17:46 | 森羅万象  

えらかったね

 関西出張の帰り道、久しぶりに実家に顔を出した。夜遅く帰ると老親はまだ起きていて、母親に「えらかったね」と言われた。

 別に立派なことをしてきたわけではない。「えらい」というのは方言で、疲れた、きつかったと言うような意味なのだ。「えらそうな顔」は尊大・傲岸な態度ではなく、疲れ切った、あるいは苦しそうな顔のことである。

 ああ、そう言うんだったなあ、と久しぶりに聞いて思い出した。「お疲れ様」と言われるより「えらかったね」と言われた方が癒される。
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by greenerworld | 2010-05-23 10:08 | 森羅万象  

なんだか苦手

 努力の人だってのは誰が見てもわかる。実績もすごい。でも、個人的にはちょっと敬遠してしまう、谷亮子(旧姓田村)氏。なぜなんだろう。自分には絶対できないって事実を突きつけられてしまうからか。いやたぶんこの人は「努力している私」が趣味なんじゃないか。それも才能かな、そんな才能は持てないと思うから、また屈折する。

 この人、いずれは政治に出るだろうと思っていたが、意外だったのは民主党から出馬するということ。自民党からだろうと見ていたからだが、自民党が見くびられたということだろう。しかしその民主党も落ち目の一途だ。出れば当選するだろうが、小沢チルドレンの一人として数あわせに使われるだけではないのか。これが彼女の今後のキャリアにどう影響するのでしょうか。

 それにしても与野党含め、参議院選はタレント、スポーツ選手のオンパレードだ。手っ取り早く票が取れる候補をと考えているなら、国民を愚弄しているとしか思えない。ますます政治離れを生むだけ。まともに政治を憂えている人ほど、投票する気をなくすのではないか。
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by greenerworld | 2010-05-10 22:59 | 森羅万象  

アフリカ人だけが純粋なホモ・サピエンス

 アフリカ大陸のサブサハラ(サハラ砂漠以南)の人類と、それ以外の人類の大きな違いは、遺伝子の中にあった。非アフリカ人の遺伝子には1〜4%、ネアンデルタール人起源の遺伝子が含まれている。つまり、非アフリカ人はネアンデルタール人との混血だというのだ。

 こんな衝撃的な研究結果がドイツのマックス・プランク研究所などの研究員たちによって明らかにされ、米科学誌「サイエンス」に発表された。

 ネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)は、これまで発見されているうち、現生人類(ホモ・サピエンス)ともっとも近縁とさる化石人類で、40万年ほど前からヨーロッパから中東、中央アジアにかけてすんでいた。やがて進出してきた現生人類との競合で絶滅し、2万〜3万年前に姿を消した。

 ミトコンドリアDNA(mtDNA)の調査では、現生人類の母系を20万年前のアフリカにまでたどることができる。化石骨から採取されたネアンデルタール人のmtDNAを調べると、mtDNAには“混血”の証拠は見つからなかった。ミトコンドリアは細胞質にある器官で、核遺伝子とは別個に、母親から子どもに受け継がれる。

 これはネアンデルタール出身の母親がいなかったことを表すわけではなく、いたとしてもどこかで絶えてしまった(少なくとも女の子を残さなかった)ということである。だから、これだけではまだ、現生人類がネアンデルタール人と交雑しなかった証拠にはならなかった。mtDNAより膨大は核遺伝子の中には、その痕跡が残っているかもしれない、しかしその検出はきわめて困難である。そもそもDNAはすぐに劣化し分解してしまう。そんなものが数万年も残っていることがまず奇跡的である。残っていたとしても、採掘者や観察者のDNA(髪の毛や皮膚の一部など)が混じってしまうこともある。しかも膨大なDNAの中で、そのどこに当たる部分なのかを正確に位置づけなければ、現生人類のものと比較できない。

 こうした困難を乗り越えて、研究グループが突きとめた結論。現生人類のうち非アフリカ人の遺伝子の中にはネアンデルタール由来のものが含まれている。つまりネアンデルタール人の血を引いている。その時期はおよそ10万〜5万年前。場所は中東付近。人類の一部(ごく少人数だと考えられている)がアフリカを出た後、世界に広がる前のかなり早い段階で交雑が起こった。その後、人類はアジアやオーストラリアやヨーロッパに広がり、さらに新大陸にまで足を伸ばした。アフリカに残った人々は、ネアンデルタール人との接点はなく、そのまま純粋な系統を保った……。

 1〜4%が共通するということは、どのくらいの“血の濃さ”なのだろう。2の倍数を分母にした分数で表すと32分の1から64分の1。5~6代前のどちらかの片親にネアンデルタール人の祖先がいるというのと同じ割合。交雑が1回きりだったとすれば、そのころの人類集団にそのくらいの割合でネアンデルタール人が入ってきたということになる。ただしその時の人類の集団は先述のようにきわめて少人数だった。100人程度しかいなかったとしたら、2〜3人でよい。

 化石から復元されたネアンデルタール人の形態は現代人とはかなり異なっている。スーツを着せて地下鉄に乗っていれば誰も気づかないとも言われることがあるが、眉毛のあたりの骨は大きく突き出ているし、額も狭く平ら、顎の先端のおとがいがない。外見で明らかに「異質」だと感じるのではないだろうか。体は頑丈でずんぐりして四肢は短い。これはアジア人の特長でもあるのでそれほど違和感はないか。もう一つ現生人類のようにはうまく言葉を話せなかったのではないかとも言われている。

 こうした両種がどのようにして“交雑”したのだろうか。友好的に姻戚関係を結んだとは思えない。アフリカを出たばかりの現生人類(非アフリカ人の共通祖先)たちは、きわめて少人数の集団だったので、もしかするとネアンデルタール人に追われる立場だったかもしれない。それとも親(ちか)しい仲間と認め、友好関係を結んだのだろうか。それならばなぜその後ネアンデルタール人は滅んでしまったのか。その時一体何があったのかは、すべて想像の中の話でしかないが、ネアンデルタール人の遺伝子が現生人類に何かメリットをもたらしたとしたら、それは寒さへの適応性ではなかろうか。ネアンデルタール人はすでにヨーロッパや中央アジアで長くくらし耐寒性を獲得していた。ずんぐりしたからだ、短い四肢も寒さへの適応と考えられる。もしかすると薄い肌の色も、ネアンデルタール人から受け継いだのかもしれない。非アフリカ人の祖先がアフリカを出たとき、彼らは間違いなく黒い肌をしていたはずだから。
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by greenerworld | 2010-05-08 20:20 | 森羅万象  

戦争画

f0030644_17165731.jpg ピカソのゲルニカ、丸木夫妻の原爆の図を持ち出すまでもなく、戦争の悲惨さ愚かしさを伝えようとした芸術家は大勢いる。一方で、プロパガンダとしての「戦争画」もまた描かれた。著名な画家の中にも戦争画を描き、戦争に協力した人たちがいたのだ。

 時間つぶしに入った古書店でたまたま目にした『南方画信』という冊子。昭和17年12月の発行で、発行所は陸軍美術協会出版部とある。これは第二輯(集)で、第一輯は同年9月に発行されたらしい。向井潤吉、藤田嗣治、川端龍子、小磯良平、山口蓬春ら、錚々たる画壇の立役者たちが、前線を訪れ、戦果をもてはやし、国民を鼓舞する絵と文を寄せている。

 巻頭に陸軍省報道部員で陸軍少佐の平櫛孝なる人物が、「戦時下美術家への要望」と題する文を寄せている。要するに、戦時下においては臣民それぞれがそれぞれの役割を果たし、総力を挙げて戦うべしというのである。そして「戦時下の今日、美術は飽くまでも『役に立つ美術』であり、美術家は『役に立つ美術家』でなければならない」といい、「真に優れた美術家とは、技巧に於いても内容に於いても、人の魂に食い入つてこれを揺り動かし、日本国民としてこの戦争を勝ち抜く心構へを、弥が上にも昂揚せしむる作品を生む美術家でなければならない」とする。

 何とも稚拙で一方的かつおそろしい論だが、藤田嗣治らはこの主張に呼応して、むしろ意気高く協力しているように見える。藤田は自らが描いた「シンガポール最後の日」について、「ブキテマの占領した高地で死に瀕する我が戦友を、他の兵士が抱き上げながら、今にも陥落せんとするシンガポール最後の日の姿を此の世の見納めに見せてゐる図である」と解説する。

 平櫛少佐は「戦争は文化の母、創造の父である」とまで書いて美術家たちを扇動する。数々の反戦画を生んだことを考えればそれもはずれてはいなかったと言えるか。今日、“昭和の日”。
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by greenerworld | 2010-04-29 17:18 | 森羅万象  

ただただ残念

 13日に富士登山中に行方不明となっていた岡本俊策さんが、26日遺体で発見されたと連絡があった。何とか無事で帰ってほしいと祈っていたが、叶わなかった。強風で吹き飛ばされ転落したようである。その後積雪があったため遺体が埋もれてしまっていたようだ。

 岡本さんとは昨年から小田原市で進めている「環境再生プロジェクト」の検討委員会でご一緒していた。同委員会では、現地調査や活動団体のヒアリングに労をいとわずに足を運んでいただき、取りまとめにも大きな力を発揮していただいた。今年度はいよいよモデル事業を開始する運びになっていて、岡本さんにはこれまで以上の活躍を期待していたのだが、委員会にとっても小田原市にとっても大きな損失となってしまった。

 5月下旬からアラスカのマッキンリー登頂をめざすので、4週間ほど留守をするからよろしくと、以前メールをいただいていた。今回は、そのトレーニングのための登山だったのだろう。ただただ残念である。
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by greenerworld | 2010-04-27 21:04 | 森羅万象  

政治崩壊、その後には……

 鳩山政権の迷走はさらに度を増していく。普天間基地移設に関しては「ジョーカー」を持っているにちがいない、でなければ、自らの首を絞めるような「5月末結着」は明言すまいと思っていたのだが、それが結局早くから名の上がっていた徳之島だった。腹案のまま情報が先行し、疑心暗鬼を呼び、結局は島民の過半数が反対集会に集結して、交渉前に事実上の「ノー」を突きつけた。

 官房長官は無能どころか、混乱を助長するばかり。“亀”さんは言いたい放題、やりたい放題だ。結局首相のリーダーシップはどこにあるのだ、といういうことになる。脱ダムも道路も骨抜き、八ッ場に至ってはほったらかし状態である。閣僚の何人かには「やる気」をなくしている節さえ見える。官僚も立ちすくんでいる。完全に統治能力を失っている。政権末期ではなく、無政府状態のようだ。これがもし戦前の日本だったら、クーデターが起こっているのではと、空恐ろしくなる。

 旧野党の政権担当能力の無さを含めて、長年にわたって続いた自民党政権の杯盤狼藉が、その元にあることは間違いない。その本質は何か。古き良き時代は成長の分け前を国民の多くが多かれ少なかれ享受できた。国政の実質的な運営は、官僚にまかせておけば、大過なくすんだ。そうやって自民党−官僚のシステムから、野党側も含めて国民はおこぼれに預かってきたのである。

 それが経済不振・縮小、少子高齢化・人口減少社会で成り立たなくなった。おこぼれが届かなくなった国民は、「何かを変えてくれる」と期待して民主党に投票した。だがこの体たらく。しかし自民党は変化に対応できる能力をもはや持たない。泥舟となった自民党からはどんどん離党者が出ている。

 次々できるミニ新党も、昨年の総選挙前に一足先に発足したみんなの党を除いては、どの政党も期待を集めるに至っていない。参議院選挙では1〜数人ずつの当選に留まり、また離合集散となるだろう。一方、与党を構成する「新党」は消滅に向かいそうだ。最大の民意は「政治にはもう期待しない」ということになるに違いない。つまり、低投票率だ。どの政党も自分を幸せにしてくれそうにないからだ。

 しかしそんな悲惨な政治状況を作り出したのは一体誰なのか。結局政治はその国の国民の「質」の反映である。一人ひとりが「何かを変えよう」としない限り、再生は難しい。かつてこんな閉塞感の中からヒトラーが登場したことをお忘れなく。
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by greenerworld | 2010-04-22 11:38 | 森羅万象  

右手薬指に……

 数か月前から右手の薬指第一関節の掌側に異物感が。最初は数の子の粒くらいだったのが、気になり出すとつい触ってしまうからか、だんだんと大きくなってきて、粟粒くらいに。痛くはないし、生活にも仕事にも支障はないのだが……。原因が分からないし、余計に気になる。で、昨夜薬箱をひっくり返して「イボコロリ」を探し出し、貼ってみた。で、今朝そのことをブログに書こうとして、原因が分かった。マウスをつかむとイボコロリを貼った指が滑る。「マウスだこ」だった。
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by greenerworld | 2010-04-13 07:52 | 森羅万象