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カテゴリ:森羅万象( 88 )

 

もうむちゃくちゃ

 鹿児島県阿久根市がものすごいことになっている。正確に言うとものすごく恥ずかしいことにというべきか。竹原市長、裁判所の判決は無視、マスコミがいるから議会に出席しない、反市長派議員の市政報告会に乱入し「市政に参加させない」と言い放った挙げ句、「ばーか」とののしったという……。今日からは市役所の新聞購読を中止した。「悪口」を書く新聞がよほど気に入らないらしい。場外乱闘ばかりの昔の出来の悪いプロレスの試合を見ているよう。議会は昨年不信任案可決後に現市長が再選されたため、再度の不信任には及び腰。リコールの動きもあるようだが、盛り上がっていない。市民から支持されているというのが市長のよりどころであり、反市長派市議たちのくびきになっている。

 市長の人格の問題といってしまえばそれまでだが、選んだのは市民である。しかしこんな子供じみたことを続けていては、もはや民主主義そのものの危機である。いや、民主主義なんてもともとこんなものさ、という冷めた声が聞こえてきそうだ。

 市長の暴走とともに漂流する阿久根市政はどこに向かうのか。同じように漂い始めた国政とともに、前途にはあやしげな雲が湧き上がっている。その雲の向こうは晴れているのか、それとも嵐なのか。ブログ子には、この騒動が「何か」の前触れのように思えてならない。阿久根市は日本の縮図なのだ。
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by greenerworld | 2010-04-01 20:50 | 森羅万象  

またまた“新しいヒト”発見のニュース

 人類はアフリカで生まれ、世界に広がったことはほぼ通説となっているが、その「出アフリカ」は全部で3回あったといわれている。最初にアフリカを出たのが、ホモ・エレクトスで、これは東アジアでペキネンシス、東南アジアの島嶼部でジャワエンシスに進化した。ヨーロッパの方では、ハイデルベルゲンシスとなった。その後アフリカに残ったエレクトスの一派が再びアフリカを出た。これがネアンデルタール人(ホモ・ネアンデルターレンシス)に進化した。その後アフリカで現代人(ホモ・サピエンス)の祖先が誕生し、5万年ほど前に3回目の出アフリカを経て、世界中に広がった。その過程で、ペキネンシス、ジャワエンシス、ネアンデルターレンシスは滅んでしまった。ネアンデルターレンシスは3万年ほど前までサピエンスと共存していた。

 ところがフローレス島のフローレシエンシスに続いて、南シベリアでもヒト族の化石が見つかり、骨片から採取されたミトコンドリアDNAを調べたところ、エレクトスから100万年ほど前に別れた系統の未知の種族とわかった。デニソワ人と名付けられたこの化石は3万年〜4万8000年前のもので、サピエンス、ネアンデルターレンシスと共存していたことになる。

 他にも、知られない多様な人類が同時期に生きていたのかも知れない。まだまだ地球はナゾとロマンに満ちている。
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by greenerworld | 2010-03-26 08:24 | 森羅万象  

フローレス島のホビットは百万年前から?

 ネイチャー3月17日号に寄稿された記事によれば、2003年にインドネシアのフローレス島で発見されたヒト族(ホモ・フローレシエンシス=フローレス人)は、その後の石器などの発掘調査によって少なくとも百万年前からフローレス島に生息していたと考えられるという。

 身長が1m程度しかなく、頭蓋骨はグレープフルーツ大。その小ささから“ホビット”(トールキンの指輪物語に出てくる小人族)と呼ばれ、人類学上に大きな論議を投げかけたH.フローレシエンシスは、かつてアジアに住んでいたH.エレクトスから別れ、小さな島で隔離されて特殊進化したものだと言われている(島嶼化=大きな生物が島に隔離されるとそれ以外の地域より体が小さくなる現象。逆に小さな生物は大型化する場合もある)。従来は80万年ほど前に島にやってきたとされていたが、このほど発表された論文では、彼らが使用していたと考えられる石器が百万年前の地層から発見されたことで、H.フローレシエンシス(の祖先?)は少なくともその時代からフローレス島にくらしていただろうという。島にかつていたコビトゾウや巨大リクガメが絶滅したのは、H.フローレシエンシスによるものとされていた見解も修正されるべきだとしている。

 H.フローレシエンシスが驚きをもたらしたのは、その小ささだけでなく、発見された人骨がわずか1万8000年前のものだったことだ。つまり、現生人類がすでにアジアにくらしているときに、その片隅の島で彼らはひっそりと生き延びていたことになるからだ。しかし、いかに島嶼化とはいえ、これほど小型化することはあり得ない、病気の個体だったのではないかという意見も根強くある。

 アイヌ民族の伝承にあるコロボックル、北欧のトロールなど、小人族の伝説は各地にある。それはH.フローレシエンシスのような種族との出会いがもたらしたものなのか。もしかするとまだどこかにヒトのいとこたちが生き残っているのではないか? まだまだ地球は不思議に満ちている。
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by greenerworld | 2010-03-24 08:57 | 森羅万象  

お笑い つぶやき国会

原口大臣、3日の参院予算委員会遅刻で「ツィッターやってたんじゃないか」ってやじられて、実際やってた。その様子を実況でつぶやく野党議員。てか、おまいら、いい加減にせーよ。国会中にこんなことにうつつを抜かしてていいんか。まるで子ども国会。(140字以内でつぶやいてみました)
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by greenerworld | 2010-03-04 11:03 | 森羅万象  

シャチ──やはり野におけ

 シャチが好きで、いつか野生のシャチにお目にかかりたいものだと思っている。鴨川シーワールドでシャチのショーを見たときにはその圧倒的な存在感(とにかく大きい)と知能の高さに驚嘆し、不覚ながら目頭が熱くなった。

 しかし、killer whale(殺し屋のクジラ)という英名を持つくらいで、シャチは補食動物として海の生態系の頂点に立つ。群れで自分よりずっと大きいクジラを狩るし、氷の上にいるシロクマやアザラシを襲うこともあるという。

 フロリダ・オーランドのシーワールドで、シャチがトレーナーの女性を死なせるという事故があった。シャチは、頭をなでていた経験16年というベテラントレーナーの腰のあたりを口にくわえて、プールに引きずり込んだ。トレーナーはそのまま溺死した。ショーの真っ最中である。目の前でこんなことが起きて、観客席はさぞ混乱したことだろう。

 ただ、シャチはトレーナーを襲ったというわけではなさそうだ。もしかすると、単に“じゃれた”だけなのかも知れないが、このシャチは過去に他の施設でトレーナーをおぼれさせたことがあったようだ。

 事故を受けて、系列のカリフォルニア・サンディエゴのシーワールドはシャチのショーを休止したと報道されている。そこで鴨川シーワールドに問い合わせてみると、ショーは通常通り開催されているという。「(鴨川シーワールドのシャチは)過去にも特に問題を起こしていない」からだそうだ。

 もちろん、それぞれのシャチの性格もあるのだろうが、そもそも時速80km以上の速度で泳ぐという野生動物を狭いプールに閉じ込めて調教するということ自体が、責められるべきことなのかも知れないと考えた。亡きマイケル・ジャクソンの「Will You Be There(映画『フリーウィリー』のテーマ曲)」を聴きながら……。
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by greenerworld | 2010-02-26 13:36 | 森羅万象  

アップルのキラーガジェット─iPad登場

 出る出ると噂されていたアップルのタブレットデバイスがとうとう発表された。「噂」通りiPhoneをそのまま大きくしたような9.7インチ画面のタッチスクリーンパソコンで、名前は「iPad」。こちらは「iSlate」が噂されていたが、はずれ。

 WiFi(無線LAN)対応専用機と、WiFi+3G(第三世代携帯)対応機があり、価格は最も安い16Gバイトメモリー搭載のWiFi専用機で499ドル。最上位の34Gバイト3G対応機が829ドル。米国では3月中の発売を予定している。

 プロセッサは、iPad用に開発されたA4。基本操作はiPhoneなどと同じタッチスクリーンだが、必要であれば画面にキーボードが表示される。タッチキーのサイズも大きくて、iPhoneよりも格段に使いやすい。またドックを備えた専用キーボードも発売される模様。

http://www.apple.com/ipad/

 iPodやiPhoneで実現したさまざまな機能やiアプリを使えることはもちろん、Mac用のオフィススィートであるiWorkもiPadバージョンが供給されるようである。これ1台持って、書類づくりや計算、プレゼンテーションも可能だ。ビジネス用途でも、たぶん他にもiPad用のさまざまなアプリケーションが提供されるようになるだろう。
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 しかし、何と言っても注目すべきなのは、電子書籍や電子新聞の閲覧に対応していることである。この分野はAmazonの「Kindle」などがすでに世に出ているが、アップルはiPadの発売に合わせて、iBook Storeを開設し、iTunesのように電子書籍をダウンロードして読むスタイルを確立しようとしている。iPadの登場で、おそらくこの分野の市場は急速に拡大するだろう。iPodとiTunes Storeが音楽市場を変え、CDなどのハードメディアが売れなくなってしまったように、書籍や雑誌の市場も、短期間に大きく変わることになりそうだ。同時に全く新しいメディアの世界が開けていくような気がする。果たしてその先にあるのはどういう世界なのか。大手を中心に出版界はすでに対応を始めているが、もしかすると、大手出版社でなくても(誰でも)、ベストセラーを出せるようになるのかも知れない。それは果たして、かつてイヴァン・イリイチが提言した「コンヴィヴィアリティのための道具(Tools for Conviviality)」となり得るのか。少なくとも書店や印刷会社にとってはますます厳しい状況になりそうだが、一世代前の編集屋としては、アナログの世界が残って欲しいと願うばかりである。
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by greenerworld | 2010-01-28 10:24 | 森羅万象  

龍馬の盟友の末裔の訃報

 朝刊の訃報欄に土方与平氏の名があった。土方与志(よし)の次男で劇団青年劇場顧問という。演劇の世界はとんと不案内だが、土方与志の名は知っている。戦前、築地小劇場を立ち上げた人で、新劇運動の創始者とも言うべき人物。伯爵の身分だったが、小林多喜二の『蟹工船』を原作にした演劇を上映するなど次第にプロレタリア演劇に傾斜、官憲の弾圧を受けるようになり、ソ連訪問中に爵位を剥奪されると、そのまま亡命した。その後帰国するが治安維持法違反により検挙され服役している。

 与志の父の従兄弟に土方久功(ひさかつ)がいる。久功は戦前当時内南洋と呼ばれたミクロネシアのパラオ島やサテワヌ島に住み、島民の伝統的な技術をアレンジしたレリーフ彫刻や島々の民俗学的記録を残した。結核の治療を兼ねてパラオに滞在した作家・中島敦とも親交を持った。ブログ子は、若い時分ミクロネシアのポナペ島旅行をきっかけにミクロネシア関係の戦前の資料をあさっているうち、久功を知った(久功の資料や作品の多くは晩年を過ごした世田谷区の世田谷美術館に収蔵されている)。それで、その従甥(従兄弟の子)である与志も知った次第だ。世代は久功が一代上になるが与志の方が年長で、しかし2つ違いであったため2人はきわめて親しかったようで、築地小劇場のマークも久功がデザインしている。

 与志の祖父(つまり与平氏の曾祖父であり、久功の伯父)は明治維新の功労者で明治天皇の腹心でもあった土方久元だ。久元は土佐藩の上士でありながら土佐勤王党に所属し、中岡慎太郎や今をときめく坂本龍馬らとともに薩長同盟の成立に関与した。維新後は、農商務大臣や宮内大臣などを歴任、子爵さらに伯爵となる。皇典講究所所長、國學院大学学長も務めた。その息子である久明は陸軍大尉だったが、与志が生まれたばかりのころに自殺している。与志が剥奪された爵位は久元から直接継いだものだったわけだ。

 土方家は山内一豊の移封に従って掛川から土佐入りした。掛川市(旧大東町)に土方という地名があるが(昭和30年以前は土方村)、元々はその出だという。最初は久功との出会いだったのが、与志や久元へとつながり、さらに掛川にも縁があることがわかった。興味深いのは絶対的な天皇主義者であったはずの久元の身内から、与志のような反体制の演劇人が生まれ(与志は結果的に久元のつくりあげた地位や名誉を無に帰してしまった)、久功のような南島で漂泊の人生を送ったような人が出てきたことだ。与平氏の訃報に目を落としつつ、そのことを聞いてみたかったと残念に思った。
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by greenerworld | 2010-01-23 11:05 | 森羅万象  

親方日の丸

 JALが法的整理。株主責任を問うとして100%減資、つまり持っている株の価値はゼロになる可能性が高くなり、先週のJAL株は投げ売り。とうとう7円にまで墜落した。この100%減資には反対の声も大きい。JALには航空券が割引で購入できる株主優待制度があり、これを目的に購入した個人株主が多いというのが、その理由の一つ。しかし、株の購入はそもそも投資であって、株主優待目当てに株を購入するというのは本末転倒。株主への還元は配当でこそ行うべきであるし、配当できない会社からは株主が離れていく(株価が下がる)のが株式市場の常道である。

 JALは昨年度まで4期連続無配。過去10年間で無配が6期という惨憺たる経営状況でも、株主優待を続けてきたのは欺瞞だと思うが、ほとんどの個人株主は、国が付いているからつぶれることはないと思っていたのではないか。配当はなくとも、航空券が半額になるのならその方がお得だと。そうだとすれば個人株主もまた「親方日の丸」だったわけで、充分に株主責任はあると思う。

 それに報道されているように、JAL救済のために数百億から一千億円規模の政府保証債権が放棄されることになれば、株主でもない一般国民にもしわ寄せが来る。政治家、官僚、経営陣、社員、労働組合、それに株主が、日の丸にたかったこれが結果だ。だが、責任取らずに"売り逃げた"やつはたくさんいるはずだ。それをもっと問題にすべきじゃありませんか?
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by greenerworld | 2010-01-17 13:28 | 森羅万象  

パソコンは壊るるものぞ去年今年

 仕事仲間のパソコンが昨年末壊れて、ここ1か月半ほどのデータが消失してしまった。やっぱりウィンドウズはね、とえらそうなことを言っていたところが、自宅に戻ると家族用のiMacが起動しないと騒いでいる。息子が入れっぱなしにしていた映画のDVDを何とか取り出し、インストールディスクから修復を試みる。画面には赤字で不吉なメッセージ(ツリーが壊れているとか何とか)が次々表示される。ずいぶん時間がかかった挙げ句「修復できませんでした」。あきらめずに再度修復をかけてみると、何とかハードディスクは認識できるようになった。一安心だが、相変わらず起動できないまま。再インストールするしかない。データはリカバリーできるのか、ハラハラしながらインストール終了を待つ。約1時間後インストール終了、再起動、無事データは生き残っていた!

 ということで得たのがタイトルの句(お粗末)。ウィンドウズ、マックに限らず、頻繁なデータのバックアップは必須! という教訓でした。
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by greenerworld | 2010-01-05 09:17 | 森羅万象  

センスの悪いJOCにも政権交代を

 2020年夏季オリンピック招致にエントリーを目指している広島・長崎両市に対して、JOCが「共催では推薦できない」と事実上の拒否を突きつけたそうだ。あえて事前にIOCに「1都市開催」の原則を確認、つまりIOCをダシに使って両市にあきらめさせようという思惑らしい。どうも、東京を再立候補させたい意向のようである。何をか言わんや。

 東京は16年開催都市招致で決戦投票にも残れず敗れたばかり。商業主義に堕したオリンピックに今さら理念を求めるつもりもないが、それにしても東京で開催する意味は見えない。あえて言えば「知事がやりたいから」。それが見透かされているから国民も支持しないのである。そんなことにも気がつかないJOCの役員たちの頭はどうなっているの?

 商業主義に堕して本来の理想を失ったオリンピックだからこそ、広島・長崎で開催する意義がある。平和の祭典という原点をもう一度思い起こさせるにふさわしい開催地であり、コンセプトだ。おそらく東京では再び敗れるだろうが、広島・長崎は世界世論の支持を得ると思う。核のない世界を目指そうというアピールが認められるかどうかは、スポーツ界にとっての試金石にもなる。たとえ招致できなくとも、それはIOC、ひいてはオリンピックの存在意義を再確認することになろう。

 ブログ子は東京都民だが、東京への招致に税金を一銭たりとも使ってほしくない。しかし、広島・長崎への招致のためなら、貧者の一灯をささげるつもりがある。同じ思いを持つ人は日本中にいや世界中に数多くいるはずだ。ボランティアも集まるにちがいない。訪れる人だけではない。原爆ドームや被爆マリア像の映像が流れ、被爆都市広島・長崎に世界が注目する。

 複数都市の開催といっても、たった2都市である。移動やセキュリティの問題を言うなら、10か所にも及ぶ開催地で競技を行うサッカーのワールドカップはどうなのだ。競技別に分ければ選手の移動はなし。観客や役員らの移動には、広島・長崎間にフリーゲージトレインのシャトルを走らせればいい。

 過去、何人ものオリンピック代表選手が自民党から国会議員になっている(麻生前首相も代表経験ありでしたね)。被爆地でオリンピックを開催するのは都合が悪いと考える人がJOC幹部に多いのか。JOCにも政権交代が必要なのではないかとつい考える。
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by greenerworld | 2009-12-26 11:05 | 森羅万象