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カテゴリ:フットボール( 17 )

 

ナツメグ……フットボール・トリビア

 スポーツの世界では、それぞれいろんな隠語や独特の表現があると思うが、フットボールでも、なんで? どういう意味? と思うような言葉が使われる。その一つがナツメグ(nutmeg)。もちろん、スパイスのナツメグから来ているのだが、その意味は「相手の足の間を通すパスまたはシュート」のこと。厳密には相手の足の間を通して相手をかわすテクニックを言うらしい。なぜナツメグかというと、nutには俗語で睾丸の意味があるのでそこからきているのだとか諸説あるが、確からしいのはアメリカからイギリスにナツメグを輸出していた業者がナツメグの袋に木の玉を入れてごまかしたことからという。ここから「引っかける」「一杯食わされる」というような意味が生じて、それがフットボールに転用されたとか(Wikipedia英語版)。日本でいえば「さばを読む」みたいな感じですな。

 それで思い出したのが、日本のサッカー界で使われる「チンチンにする」という用語。相手をこてんぱんにやっつける、一対一できりきり舞いさせるというような意味だ。これはサッカー王国・静岡県地方の方言で「熱くなる」を意味する「チンチンになる」からきているようだ。「チンチン」は鉄瓶などのお湯が沸騰したときの擬音語で、広辞苑にも載っている。静岡県では「お湯がチンチンに沸いた」「(日射しが強くて)頭がチンチンになった」などと使う。ここから、相手を熱くさせる→こてんぱんにやっつけることを「チンチンにする」というようになったらしい。ナツメグを決められたら、チンチンになるに違いない。

 この意味の場合、「チンチン」のアクセントは、くれぐれも「ン」を高く。「チ」を高くしてはいけません。下品な話題で失礼しました。
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by greenerworld | 2010-09-15 15:52 | フットボール  

がんばれ! ヴェルディ

 JリーグJ2に所属する東京ヴェルディが存続の危機にある。現在は、Jリーグ傘下のジェイリーグエンタープライズが親会社となって再建中。しかし、状況ははかばかしくない。1969年読売サッカークラブとして創立、日本サッカーリーグ(JSL)時代にリーグ優勝5回、天皇杯優勝5回。さらに、ヴェルディ川崎としてJリーグに参加。三浦知良、ラモス瑠偉、北沢豪などのスター選手を擁し、1993年に初代チャンピオンを獲得したのをはじめ、Jリーグ草創期には圧倒的な強さを誇った。

 しかし、一方で親会社の読売新聞が、Jリーグの地域主義という構想に反して、プロ野球と同じように親企業名を使うことを主張。Jリーグ発足後しばらく読売グループでは「読売ヴェルディ」という呼称を使っていた。読売ジャイアンツと同じように、「球界の盟主」となり、販促に利用しようとしたのだろう。

 ホームスタジアムは川崎の等々力球技場としたものの、東京にこだわり、当初から移転の考えも表明していたため、結局川崎市民にはそっぽを向かれた。観客動員数も風船がしぼむように縮小、人気チームの面影はなくなった。読売新聞(ナベツネ?)に見放され、日本テレビが単独で親会社となったが、このころにはJリーグでも上位を保つことが難しくなった。そして2001年からはホームスタジアムを調布市の東京スタジアム(味の素スタジアム)に移転、しかし、サポーター数は同じ東京スタジアムをホームとするFC東京にはるかに及ばなかった。川崎市民からは愛想を尽かされ、東京都民からは、何を今さらという感じだったろう。結局初期の判断の過ち(頑迷固陋な企業主義へのこだわり)が、ヴェルディを根無し草にしてしまった。

 2005年には年間17位でとうとう翌年からJ2に転落、2008年にはJ1に復帰するが、1年で再転落。2009年には日本テレビも撤退して、かつての名門クラブの経営は完全に行き詰まった。2010年シーズン前にJリーグ退会の危機にあったが、Jリーグ主導という異例の形で、存続することになった。

 だが、Jリーグ自身がクラブを持ち運営するというのはどう考えても変だ。これは2010年限りの特例で、自主再建(新たな出資者や経営母体の確保)ができなければヴェルディは消滅することになる。

 ここへ来てホームタウンを練馬に移すという構想が出てきた。練馬区にある遊園地としまえんに新たに3万人収容のサッカースタジアム建設計画があり、ここをホームスタジアムにするという。地元自治体もとしまえんを運営する西武グループも前向きのようだ。ただし完成は2014年だから、それまで持ちこたえる必要がある。

 ヴェルディは日本で最初の本格的クラブチームとして、女子サッカーのベレーザやバレーボールチームなども持ち、各地でユースチームなどの下部組織の活動にも力を入れてきた。そうした功績は賞賛されるべきものである。読売グループと完全に手を切れたことを幸いに、地域主義に徹し、チームを作り直していくことはできるはずだ。名だたるOBたちにも応援してもらいたいものである。くれぐれも西武グループの広告塔にならないよう願います。
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by greenerworld | 2010-09-11 11:02 | フットボール  

[FIFA・WC2010]予想的中!

 グループステージ終了時点では、決勝は「オランダとアルゼンチン」と予想したが、これは残念ながら半分しかあたらなかった。しかし、昨年12月に本大会組み合わせが決まった時点では、「決勝はスペインとオランダ」と予想していたのです! ま、途中経過ではだいぶはずれているので、結果的にということなんですが……。

 [FIFA・WC2010]優勝はスペインか、オランダか?

 ワールドカップの醍醐味は、やはりベスト8あたりから。ベスト8まではイエローも累積(2枚で次戦が出場停止)し、連戦による体力消耗、ケガもある。勢いだけで勝ち進んできたチームは消え去り、各チームの実力が試される。総合力が効いてくる。

 期待していたアルゼンチンだが、終わってみれば負けるべくして負けた。マラドーナ監督はメッシ中心にチームを作ったが、メッシを抑えられると何もできなかった。そもそも、メッシはもっと攻撃的なポジションで使ってこそ躍動する。残念ながらアルゼンチンにはバルセロナでメッシを活かすイニエスタやチャビ・エルナンデスがいなかった。

 この大会のドイツは、パスをつなぎ、サイドを広く使って、まるでスペインのようなフットボールをしていた。移民たちの子が、伝統的な堅守に華を加えている。これまでのドイツチームのプレースタイルはあまり好みではなかったが、このチームはこれからのフットボールのお手本になりそうな予感がした。しかし、それでもスペインには歯が立たなかった。

 終わってみれば、ファイナルに残ったのはどちらも(ブログ子の好きな)攻撃的なチーム。グループステージまでは、「相手の良さを消す」超守備的な戦いがある程度通用しても、ノックアウトステージでは、点を取らない限り勝ち抜けない。日本がこのレベルまで達するには、あと何回のワールドカップを戦わなければならないだろうか。海外挑戦もいいが、Jリーグが2段も3段もレベルアップする必要がある。

 
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by greenerworld | 2010-07-08 09:19 | フットボール  

フットボールの神様は……

 まだブラジルーオランダ戦も、ドイツーアルゼンチン戦も、準決勝、決勝もある。でもどこか祭りの後のような気分。ベスト8に残ったのは、ヨーロッパが3、南米が4、アフリカが1。フットボールはつくづくヨーロッパと南米のスポーツなんだと思う。なかんずく、日本を含む東アジアはフットボールの辺境である。その辺境の国がようやくテーブルの端っこに着かせてもらった。そこでごちそうに手を伸ばそうとしたら、フットボールの神様に「まだ早い!」とたしなめられてしまった感じ。

 ゲームそのものの質は決して高くなかった。相変わらずパスの精度は悪く、簡単にボールを奪われたし、相手を崩しきるシーンもなかった。正直言って日本戦でなかったら、途中で寝てしまったかもしれない。しかし体力の消耗する中で、勝つことにこだわり、最後まで集中を切らさずに選手たちはよく耐え抜いた。ペナルティ・シュートアウト(PK戦)は、誰かが成功するのではなく失敗することで勝敗(次のステージに進むチーム)を決める残酷な仕組みだ。その順番がたまたま駒野に回ってきた。いやフットボールの神様はその役割を駒野に与えた。

 胸を張って帰ってきてほしい。
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by greenerworld | 2010-06-30 22:06 | フットボール  

グループステージ終了

f0030644_11235432.jpg “歴史的番狂わせ”がいくつあっただろう。スイス-スペイン、南ア-フランス、スロバキア-イタリア、日本-カメルーンも入れていいかもしれない。ヨーロッパの強豪国が必ずしも雲の上の存在ではなくなったという意味で、歴史的なワールドカップだったかもしれない。フランス、イタリアは、なんとグループ最下位だ。フランスはお家騒動があったとはいえ、ここまでぼろぼろに負けるとは……。しかし両チームとも世代交代に失敗した感がある。これはデンマークにも言えようか。

 初戦は日本を含め、超守備的に戦うチームが番狂わせを起こすケースが見られ、そのせいで全体に凡戦が多かったが、2戦、3戦と進むにつれ、攻撃的なゲームが増えた。結局、当たり前だが攻守のバランスがとれたチームが勝ち抜けた。日本も試合を重ねるごとにプレーの質が上がりゲーム内容が良くなった。デンマーク戦はグループステージの中でも上位に入るナイスゲームだったと思う(全試合見ているわけではないが)。

 ノックアウトステージ(決勝トーナメント)に進んだのは地域別に、ヨーロッパ6、南米5、北中米2、アジア2、アフリカ1。南米は出場5チームが全て勝ち進んだ。ヨーロッパは6/13、北中米は2/3、アジアは2/4、アフリカが1/6(開催国枠含む)と振るわなかったのは開催地アフリカのチーム。アジアは何とか面目を保ち、出場枠を減らされることはなさそうだ。

 第1戦ではいきなり、イングランド-ドイツ、スペイン-ポルトガルがつぶし合う。パラグアイは強豪だが、日本にもチャンスはある。もし勝てれば、次は、スペイン−ポルトガルの勝者とあたる。何とか、ここまではがんばってもらいたいものだ。

 韓国がベスト4までいけそうな予感。そこであたるのはオランダかブラジルか。決勝は、オランダ−アルゼンチンを、期待を込めて予想。
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by greenerworld | 2010-06-26 11:25 | フットボール  

FIFAワールドカップ一次リーグ展望

 15日の記事では日本代表のWC国外初勝利に興奮して、内容が甘かったかもしれないと反省しています。一次リーグの第1ラウンドが終了し、全チームがお目見えしたところで、この先の展望を冷静にかつ勝手に分析したい。

 A組は混沌。初戦のフランスチームにはどこかまとまりがなかった。南アは初戦は健闘したが、2戦目では古豪ウルグアイ相手に自力の差が出てしまった。これでウルグアイが俄然有利になった。今夜のフランス-メキシコ戦で行方が見えるだろうが、南アの一次リーグ突破は厳しくなった。

 B組ではアルゼンチン、韓国がいい。アルゼンチンは、メッシをはじめ、見ていて楽しいフットボール。韓国は攻守にまとまりのあるチームに仕上がっている。「1勝1敗1分」という現実的な目標で、当初の見込み通りナイジェリアとの2位争いか。ギリシアは経済危機に苦しむ国民を勇気づけられそうにない。

 C組ではアメリカが勝負強さを発揮して、イングランドと引き分けた。他の2チームとの間には差があり、両チームが抜け出すだろう。順位は得失点差の争いになりそうだが、イングランドは離脱者が多いのが気がかり。シュートをハンブルしてしまったGKのグリーンも気がかり。

 D組。バラックがいなくてもドイツが一頭地を抜く。続くのはガーナか。セルビアは第1戦を落としたのが痛い。オーストラリアは0-4の惨敗のショックとケイヒルの退場をリカバーできれば、まだ突破の可能性はある。サッカルーの意地を見せてくれ。

 E組では、オランダの1位通過はほぼ間違いないだろう。日本はカメルーン相手に番狂わせを演じたが、そうそうは続かない。カメルーンが立て直せれば、2位争いが混沌とする。日本はオランダ戦を捨ててもいいから、デンマーク戦に集中することだ。カメルーン-デンマークが引き分けると、日本には願ってもない展開。

 F組では、イタリアがパラグアイに先制され、後半に追いついて引き分け。なんとニュージーランドがスロバキアから勝ち点1を上げた。スコア上は混沌としているが、イタリア、パラグアイが通過しそうだ。前回覇者のイタリアは、スロースタート。決勝戦までの長丁場と考えているのか。

 G組はやはり死の組。コートジボアールは技術もあり、統率のとれたいいチームだ。ドログバがベストの状態だったら、と惜しまれる。ポルトガルを加えた上位3チームで得失点差の争いになる可能性もある。ブラジルは北朝鮮に1点差しかつけられなかったのが響かないといいが。

 H組は優勝候補の“無敵艦隊”スペインがスイスに敗れる波乱。スペインは90分間攻め続けてもゴールを割れなかった。反対にガチガチに守ったスイスが一発のカウンターで決めた。チリは攻撃的な面白いフットボールをするチーム。チリ−スペイン戦では責め合いを期待したい。個人的にはこの2チームに勝ち残ってほしいが。

 次は、一次リーグが終わったところで。決勝トーナメントの展望を。
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by greenerworld | 2010-06-17 08:26 | フットボール  

WCカメルーン戦

 岡田ジャパンの悪口を書いてきた当ブログとしては、素直に土下座します m(_ _)m。猛攻をしのぎきり、唯一と言ってよいチャンスを物にして勝った。スーパースター・エトーにも仕事らしい仕事はさせなかった。何はともあれ、健闘した選手たちにおめでとうと言いたい。

 ただし、カメルーンも本来の力ではなかった。コートジボアール戦で日本との戦い方はわかっているはずなのに、中盤でのプレスが甘かったため、日本が比較的余裕を持ってプレーすることができた。内紛(?)の影響なのか、アーセナルでプレーする、中盤の底A.ソングは最後までベンチ。

 日本も決して良かったわけではない。相変わらずパスやトラップの精度は低いし、サイドを崩し切れる力がない。松井のアシストは皮肉なことにサイドをつくと見せて切り返し、利き足でない左でクロスを上げたことによる。結果として、効果的なフェイントになった。終盤のカメルーンの猛攻(パワープレー)も、はね返すだけでなく、しっかりマイボールにして時間をつくることができないと、さらに大きいオランダやデンマーク相手ではしのぎきれなくなる。

 しかし、ここで勝ち点3を得たのは大きい。次戦のオランダは、当面のライバルとなった日本に勝てば一次リーグ突破がほぼ確定するから、本気でかかってくるだろうが、負けて元々の日本の選手たちは、むしろ余裕をもって臨める。一方のカメルーン−デンマーク戦は負けた方が脱落するから消耗戦になろう。最終戦デンマークに照準を当てて、オランダ戦は調整のつもりでのびのびプレーしてもらいたい。
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by greenerworld | 2010-06-15 07:59 | フットボール  

ドログバは絶望?

 強化試合日本─コートジボアール戦で、日本のDFトゥーリオのラフプレーで、肘を痛めたストライカーのドログバは、本戦出場は絶望的な状況のようだ。英メディアは、「肘の骨折」と報じている。英プレミアリーグ・チェルシーに所属し、同リーグの昨季の得点王。速さ、強さとうまさを兼ね備えた、世界屈指のストライカー。予選リーグでは、ブラジル、ポルトガルという難しい組に入り、ドログバの力が期待されていた。なんということだろう……。
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by greenerworld | 2010-06-04 23:11 | フットボール  

あれを「惜敗」と呼ぶのか?

 相変わらず日本のメディアは、代表チームに甘い。

 強化試合イングランド戦。久しぶりにフットボール日本代表の試合を見たが、球際への寄せ、パスのスピード・精度、サイド展開、ドリブルの切り崩し……と、どれをとっても被い隠しがたい差があった。前半7分の幸運な得点がなければ、韓国戦と同じかそれ以上の惨敗になっていただろう。たしかに阿部選手のワンボランチ起用は機能していたが、相変わらず攻め手はない。パスにスピードはないし、動き出しが遅い。止まってゆるいボールを待ち、パスの出し手を探す。レベルの差は絶望的だと思った。それでも、得点が入らないのもフットボールの妙味。体力のあった前半はまだおいまわしが効いて、イングランドにいい形を作らせなかったが、後半は持たないだろうなと思ったら、案の定、サイドを崩されて2失点。闘莉王と中沢のオウンゴールだが、彼らが触らなければ、きれいに得点されていただろう。それ以外にも何回か完全に崩されて決定的なシーンがあった。方や日本は全くシュートの形を作れていなかった。

 唯一本番、特に緒戦のカメルーン戦でもこういうシーンはあるかなと期待を抱かせたのが、闘莉王から岡崎へのカウンターパス。それもシュートの精度が悪くては、何にもならないけれどね。

 それにしても、岡田さんはなぜワールドカップ本戦出場が決まった時点で、この戦術に切り替えなかったんだろう。1年間この戦い方を徹底させていれば、と思う。
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by greenerworld | 2010-05-31 08:09 | フットボール  

誰もメッシを止められない

 6日に行われた09-10UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝、FCバルセロナがホームで迎えた第2戦で、なんとメッシが4ゴール。相手はベンゲル監督率いるイングランドのアーセナルである。3本は利き足の左で、1本は右足で決めた。ゴールに向かう意志、ポジショニング、瞬時の加速、相手を翻弄するフェイント、正確なボールコントロール・キック、それらを支える技術とボディバランスの良さ。メッシは倒れないし、ファウルも受けない。なぜなら、誰もメッシにさわることすらできないからだ。味方がパスを出したいところには必ずメッシがいる感じだ。もはや異次元のフットボール選手。ワールドカップ本戦までコンディションを維持してほしい。前年にバロンドールを取った選手のいるチームは優勝できないというジンクスがあるそうだが、いまのメッシを見ていると、アルゼンチンを優勝候補に挙げたくなる。
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by greenerworld | 2010-04-07 12:26 | フットボール