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カテゴリ:エネルギー( 93 )

 

原発1基分を節電できるLEDナツメ球

 以前から気になっていたのが、室内照明器具についている小さい電球。「ナツメ球」というらしいが、どこの家庭でも寝る時にはメインの照明を消して、ナツメ球を点灯していることが多いと思う。眠っている間のことだから、結局灯りとしての役には立たないのだが、夜中に目覚めた時の安心感からだろうか。

 ただ、このナツメ球はあくまで白熱電球であって、小さいながらも消費電力は5Wもある。電球型蛍光灯なら8Wもあれば十分に部屋全体を照らすことができる。このナツメ球を、目をつぶっている間に点灯し続けているのはいかにももったいないと思っていたのだ。
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 数年前、秋葉原で発光ダイオード(LED)を使った口金サイズE12(ナツメ球と同じ、ちなみに口金サイズを表すEはエジソンの名前から来ています)の小型電球を見つけたが、価格は2000円ぐらいした。いくらLEDは効率が高いといっても、通常100円程度で買えるナツメ球に2000円も出す消費者はまずいないだろうと思った。

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by greenerworld | 2006-09-12 14:32 | エネルギー  

ガソリン代替燃料──本命はバイオブタノールか?

 以下はアルコール類の化学式。有機化学のおさらいである。

 メタノール CH3-OH
 エタノール CH3-CH2-OH
 ブタノール CH3-CH2-CH2-CH2-OH

 エタノールとブタノールの間に炭素を3つ持つプロパノールがあるが、ここで話題にするのはブタノール、バイオマスからつくるバイオブタノールである。

 メタノールは通常、合成ガスから触媒を介してつくる。合成ガスは石油、石炭、天然ガス、バイオマスなどを熱分解して得られる水素と一酸化炭素の混成ガスで、さまざまな化学工業の一次原料になる。

 エタノールは化学的に合成することもできるが、酵母という優秀な働き手がいるので、これを使った発酵によって糖から得る方法が一般に用いられている。

 炭素を4つ持つブタノールは、化学合成と発酵のどちらの方法によっても得ることができる。後者は、「アセトン・ブタノール発酵」として知られている。クリストリジウム属のバクテリアによる嫌気性発酵によって、糖からブタノールとアセトン、若干のエタノールが得られるのだ。これを精製してブタノールを取り出す。

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by greenerworld | 2006-07-26 00:04 | エネルギー  

わらや木からつくるバイオエタノール

 エタノールを輸送燃料に使うことに対しては根強い批判がある。エタノールの原料はサトウキビやトウモロコシなど、基本的には食糧である。これは動植物油脂を原料とするバイオディーゼル燃料(BDF)にも言えることだが、世界には日々の食べ物にも事欠き餓死する人々がいる状況の中で、食の足りた人々が移動の自由という贅沢を得るために食料を燃料に使うようなことがモラルとして許されるのか、簡単に言えば、批判の焦点はそこにある。

 私は、自動車を小型化し速度も遅くすることによって、燃料消費を劇的に減らすことこそまずやらなくてはならないことだと思っている。その上で、代替燃料としてバイオマスエネルギーを使うべきで、いまのような必要以上にずうたいが大きく重く速い車に乗り続けることをやめなくてはならない(朝日新聞東京版2006.7.25朝刊「私の視点」参照)。

 そうやって燃料消費を減らしたうえであっても、食料を燃料に変えることに関するモラルの問題は残る。

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by greenerworld | 2006-07-25 08:38 | エネルギー