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カテゴリ:気候変動( 43 )

 

温暖化と森林火災のスパイラル現象

 地球温暖化、気候変動というと日本では豪雨による水害や台風の大型化が話題になるが、ヨーロッパや北米では干ばつや山火事が大きな関心を呼んでいる。2003年の夏にはスペインやポルトガル、フランスなどで山火事が相次ぎ、今年もスペインやカリフォルニア州などで山火事のニュースが伝えられた。夏にモンスーンの影響を受ける日本と違い、大陸の内陸部や西側では気温が上がれば湿度が下がる。落雷や失火、放火による山火事の危険が高まる。

 英国ブリストル大学の研究者たちが予測したところによれば、人類が二酸化炭素の放出をストップさせた場合でも、世界各地で森林が消失する(2℃以下の気温上昇で30%の可能性、3℃以上の気温上昇なら60%以上の可能性)。半乾燥地帯では森林火災が起こりやすくなり、陸水の減少、干ばつが西アフリカ、南ヨーロッパ、米国東部で起こりやすく、逆に北緯50度付近、熱帯アフリカ、南米北西部では森林が失われることで洪水の危険性も高まるという。

 気温が3℃以上上昇した場合、陸上の炭素シンクが蓄積された炭素を放出し、大気中の二酸化炭素濃度を上昇させる「正のフィードバック」が始まるという。つまり温暖化にはずみがつくことになる。

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by greenerworld | 2006-08-21 10:55 | 気候変動  

将来の夏の先取り

 梅雨明けが遅くなり、その後も夏らしくないすっきりしない天気が続いている。昨日は雷や雹(ひょう)を伴った豪雨が各地を襲い、落雷による被害があった。

 先週は台風が太平洋上に3つも並んでびっくりしたが、気圧配置もいつもの夏らしくない。例年梅雨明け後はしばらく太平洋高気圧の勢力範囲に収まり、安定した天候になる。小笠原高気圧とも呼ばれるように、日本の南に勢力の中心があるのだが、今年は高気圧の中心が日本列島から朝鮮半島のあたりにあって、高圧帯が北に偏っている。その分、熱帯低気圧の発生する場所も北寄りになっている。通常は高気圧に覆われている日本の南海上で、次々雲の固まりがまとまっているのだ。

 地球シミュレーターによる気候変動モデルでは、今世紀後半に温帯域で台風やハリケーンが発生するようになる可能性があるとされている。また、日本の梅雨が長引くようになり雨量も増加するという予測もある。

 その意味では、ヨーロッパの猛暑や干ばつと合わせて、この夏は将来の夏の先取りだと言えるのかもしれない。それとも、すでに地球は「予測」の世界に突入しつつあるのだろうか。

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by greenerworld | 2006-08-13 11:25 | 気候変動  

アメリカでも熱波

 欧州だけでなく、アメリカでも異常な高温が続いているようだ。

 カリフォルニアでは100度とあり、ぎょっとしたが、アメリカでは華氏(°F)を使うんだった。しかし、摂氏でも37.8℃だから、やはり相当な暑さ。内陸部では40℃を優に超えているところもあるようで、電力消費の上昇で停電が起きており、死者も出ているようだ。

 ロサンゼルスタイムズには、大型SUVのエアコンを効かせながら、涼める場所を求めて走る家族の様子が紹介されていたが、エネルギー消費と気候変動の絡み合いも極まり、いよいよ、終末が近いのではという気さえする。これでもアメリカ人はでかい車に乗るのをやめないのだろうか。

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by greenerworld | 2006-07-25 12:20 | 気候変動