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カテゴリ:スローフード( 39 )

 

納豆騒動

 納豆文化圏からはずれた地域で育ったので、納豆には子どものころからなじみが薄かった。生まれ育った地域には浜納豆(甘納豆の入力ミスではありません。念のため)という、塩辛く少し酸っぱくて糸を引かない発酵食品があったので、普通の納豆の方をわざわざ「糸引き納豆」と呼んで区別していた記憶がある。

 だから納豆を日常食べるようになったのは、高卒後に上京してから。食べつけないものだったから、ほんとうは(実は今でも)苦手で、大学の学食で定食に納豆をつけていたのは、安くて栄養が補えるという実用的な理由。今でも家族には「納豆は薬だと思って食べている」と言っている。

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by greenerworld | 2007-01-21 11:08 | スローフード  

半ペー──料理編

半ペーのさしみ
上品に食べるなら、4分の1ぐらいに切って盛り付け、生姜醤油でいただく。ほんとうは、そのまま何もつけずにむしゃむしゃ食べるのがおいしい。

焼き半ぺー
網であぶって少し焦げ目がついたくらいを、やはり生姜醤油でいただく。フライパンに油をしかずに焼いてもOK。焼きたてを何もつけずそのままむしゃむしゃ食べてももちろんおいしい。

バター焼き
フライパンを使ったバター焼きは、最後にちょっとだけ醤油を垂らし軽く焦がせるのがコツ。

チーズ焼き
半ペーにモッツァレラチーズ(とろけるスライスチーズでも可)をのせ、オーブンで焼く。

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by greenerworld | 2006-12-12 20:17 | スローフード  

半ペーまたは黒はんぺんのこと

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 おかげさまで(誰のおかげか知らないけど)静岡の黒はんぺんはだいぶ有名になった。

 静岡県では、はんぺんといえば黒はんぺんだから、わざわざ黒はんぺんとは言わない。私の子どものころは「半ぺー」と呼んでいた。

 何十年も前のこと、東京で過ごした初めての冬に、下宿に友人が来ておでんを作ろうということになった。総菜屋でおでん種を買い求め、「はんぺんありますか」というとなにやら見慣れない、まるでマシュマロのように白くてフワフワしたものを渡された。思わず「なんですかこれ?」と尋ねてしまった。総菜屋のおやじさんの答えはもちろん、「なにってはんぺんに決まってるだろ」。私に言わせればあんな頼りないものは「半ぺー」ではない。私はこちらの方をかたくなに「白はんぺん」と呼んでいる。

 さて、半ペー、黒はんぺんは何からどうやってつくられるのか。イワシのすり身が原料に含まれているであろうことはすぐにみてとれるが、うかつなことに製法をよく知らないのだった。



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by greenerworld | 2006-12-09 08:14 | スローフード  

溶けた氷河の水で醸したグリーンランドビール

再びビールの話題(下戸の方には申し訳ありません)。
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 温暖化の影響で氷床が溶けるスピードが速まっていると危惧されているグリーンランドに、初めてのビール醸造所が誕生したという話。それも、溶けた氷河の水を使ってビールを醸しているという。グリーンランド南部ナルサクにできた醸造所の名はグリーンランドブリューハウス。バイキングの伝統あるブラウン・エールとブリティッシュタイプのペール・エールの2種類を造っている。イヌイット系オーナーは「氷河水以上にきれいな水は他にない」と豪語する。グリーンランドビールは船でドイツに送られ、そこで瓶詰めされてドイツ国内でも売られる計画。船に揺られてビールが熟成されるという。

 http://www.brewhouse.gl/

 グリーンランドの住民はほとんどが原住民イヌイットで産業は海産物に頼り、失業率も高い。。ビール醸造が新たな産業になるのか。醸造用の水には当分困らないだろうが、もし将来氷河が消え失せたら、使えなくなる。この夏、首都のヌークにもう一つの醸造所もオープンしたというが、こちらはホテルと併設のレストラン限定。

 この記事はジャンルに迷ったが、スローフード・スローライフに分類。

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by greenerworld | 2006-11-08 09:34 | スローフード  

思いがけない収穫だったけど……

f0030644_22424827.jpg ひと月前にカラスウリぐらいだったトウガンが、好天と暖かさで順調に育ち、すっかり大きくなった。さがすと葉の陰やら少し離れた植木の陰やら(たった1株なのに、四方につるを伸ばしていたのです)に他にも2つなっていた。

 そろそろ朝晩冷え込んできた。そのまま成らしておいてももう大きくなりそうもないし、霜が降りないうちにと、収穫。台所のはかりでは無理そうなので、風呂場の体脂肪計付き体重計にのせてみた。小さい方から3kg、4.5kg、5kg。いずれも体脂肪率ゼロ%。ほう、なかなか。勝手に生えてきてくれてこれなら、もうけもん。

 夜、冬瓜汁にしてもらった。なんか違う歯触り。風味もちょっときつい。聞いたら、皮も身も堅くて、種の部分も簡単にとれなかったという。火が通るにも時間がかかった由。要するにまだ収穫が早かったってことかなあ。でも、これ以上置いても熟す気配はなかったし。

 ま、全く手をかけずにこれだけできたんだから、来年はちゃんと育ててみようかな、という気になったのでした。

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by greenerworld | 2006-11-06 22:47 | スローフード  

ミズのこぶ

 安房・鴨川の沢沿いでウワバミソウの群落に出会った。山菜のミズである。葉の元がふくらんでいた。こんな形状をしている。
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 5.27に紹介した「ミズのこぶ」だ。そこには「丸っこい」と書いたが、あらためて見ると丸っこいという感じではない。かじってみたらけっこう固い。しゃりしゃりして、そののち、ちょっとぬるぬるする食感。少しだけ苦みがあるが、ほとんどくせがない味。雪国のミズと違って、鴨川のミズもあまり大きくない。量を集めるのはたいへんそう。

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by greenerworld | 2006-10-25 09:28 | スローフード  

カボチャだと思ったら……

f0030644_042171.jpg 庭の隅にある一坪農園にはいろいろなものが生えてくる。生ゴミを埋めているので、中に混じっている野菜や果物の種が芽生えるのだ。瓜の芽がいくつか出てきて、そのうちの一本を残して育ててみた。どうやらカボチャらしい。

 何しろ、生ゴミに落ち葉、薪ストーブの灰と栄養がいいのでどんどん伸びて菊や青じそに巻き付き、フェンスや植え込みに絡んで、夏には黄色い大きな花が咲くようになった。しかし、みんな雄花ばかりで、実のなる雌花がつかない。葉が枯れかけた青じそを片付けたら、その向こうになにやら毛むくじゃらの変な実が……。トウガンだったのだ。確かに、カボチャにしては大きな花だなと思っていた。

 トウガンは家族みな好きなので、何とか大きく実ってほしいのだが、今この状態では、どこまで育つものか。文字通り冬の瓜になりそう。

 後ろに見えている葉は、むかごから育てているヤマイモ。こちらの収穫は数年後になるだろう。

 ところで、トウガンをカレーに入れるととてもおいしい。コツはトウガンを別にゆでておいて食べるまえにカレーにからめること。その方がトウガンの風味が残る。一度お試しを。

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by greenerworld | 2006-10-02 23:59 | スローフード  

荒井沢緑栄塾 楽農とんぼの会 10周年

 「荒井沢緑栄塾 楽農とんぼの会」という長い名前の会がある。横浜市の南部栄区と鎌倉市境に位置する荒井沢地区の緑地・里山の保全に汗を流す人たちの集まりだ。この「緑栄塾」の活動が10年を超え、記念誌ができあがった。

 もともとは栄区の里山再生事業として始まった市民活動と、当時地区内の畑で行われていた体験農業活動事業とがドッキングして、誕生した。

 荒井沢緑地は三浦半島に連なる要素を持つ丘陵で、高度成長期、高速道路や新幹線建設のために砂採りをした跡がグランドキャニオンのように残る特異な景観。谷戸と丘陵地の畑、それらを取り囲む樹林地は、かつての里山の姿を今に伝える。緑栄塾はこの丘陵地の畑で、麦、そば、芋、野菜などの耕作(援農)を行い、周辺の緑地や農道の管理のお手伝いもしている。

 当初は、周辺の農家から、休みの日だけ好きでやってくる勤め人の道楽と思われていたフシもある。実際に雑草を茂らせてしまい苦情が来たことも。今は、逆に周辺の畑の草取りや管理の依頼を受けることもあるというほど。

 実は立ち上げの数年間この事業に関わったことがあり、今も名前だけ(本当に名前だけ)のアドバイザーとなっているのだが、記念誌を読みこの間の会員の皆さんの成長ぶり、活動の広がりに驚いた。農を楽しむだけでなく、それを伝えること、さらに地域との交流、福祉活動など、私などとても及ばない域にとうに達しているのだが、それでも少し誇らしい。

 農地としてだけではなく里山の環境と景観と技術を、都市住民がどのように守るか。そのために、市民農園ではなく共同作業という方式を取り入れた。作物もかつて里山で栽培されていた穀類と野菜を中心にした。周辺整備も含め循環という里山の機能を生かし、伝統的な技術にこだわった。もちろん、地域のルール、農作業のマナーを尊重した。それらを会員の皆さんが理解し消化して、身につけた。

 そのおかげで新しくも懐かしいスタイルが完成したのだと思う。これからも楽しい汗を流してください。

 荒井沢緑栄塾楽農とんぼの会:www11.ocn.ne.jp/~araisawa

 本日のモーツァルト的気分:Rondo in C minor KV 373

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by greenerworld | 2006-09-03 10:24 | スローフード  

美麻の蕎麦

 8月31日、久しぶりに「山品」にそばをたぐりに寄った。大町市美麻(旧美麻村)の新行地区にあるそば屋さんだ。この時期は新そばの取れる直前でタイミングは悪いが、つなぎなしの十割そばとつなぎを使った盛りそばを堪能。回りのそば畑は白い花が満開だったが、あいにくカメラを持って行かなかった。
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 ここで藍の絞り染めのエコバッグを売っていた。大町市の「すずらん作業所」に通う障害者たちがつくったものだという。なかなか良い風合いで、一つ買い求めコレクションに加えた。

 新行地区のそば屋や民宿で新そばが楽しめるそばまつりは10月10日からだそうだ。収穫までに台風が来ませんように。

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by greenerworld | 2006-09-01 17:34 | スローフード