管理者へのメール / 管理者のプロフィール


<   2007年 04月 ( 11 )   > この月の画像一覧

 

庭で芹摘み

 2週続けて、半年放っておいた庭の整理を。先週は草むしりをして、太陽電池が日陰になるくらい伸びすぎた庭木の剪定。今日は半日ゴミを片付けたり、植木鉢を移動させたり。

 ついでに芹を摘む。ずいぶん前に近くの休耕田から移植したもので(黙っていただいてきたわけですが・・・)、水気もないのにけっこう増える。ほんとうはキアゲハの食草として植えてあるのだが、キアゲハも最近さっぱりきてくれない。というわけで、軟らかそうなところを摘んでみた。たいした量あるわけではないので、汁物の薬味になる程度だが、わずかでも春の風味。

 芹という名前は「競り」からきているらしい。つまり競り合うようにして生えるから。節句を過ぎたら芹は摘むなという話は、葉や茎がかたくなるからだろうか。
[PR]

by greenerworld | 2007-04-30 10:50 | スローフード  

えっ! 台湾でもミツバチが消えた?

 ミツバチの謎の行方不明現象(集団崩壊=CCD)がアジアにも広がった。この2か月ほどの間に台湾の3か所で、養蜂業者のミツバチがほとんどいなくなるという現象が起きたことが報道されている。働きバチが巣に帰ってこない状態で、アメリカやヨーロッパで起きているCCDと同様の状況のようだ。この2ヶ月ほど気温変化が激しかったことが原因ではないかという見方もある。ハチの方向感覚を狂わせる作用のある農薬も疑われている。

 欧米と台湾で起こっていることは偶然なのか、それとも同じ原因によるのか。日本ではどうなのだろうか。
[PR]

by greenerworld | 2007-04-27 10:55 | 生物多様性  

懸念される中国の環境汚染

 中国政府は最近二つのレポート発表した。その一つ、初めての本格的な土壌調査によれば、年間1200万トンの穀物が土壌からの重金属に汚染されており、その経済的な損失は200億元(約3000億円)に上るという。汚染された耕地面積は全耕地の10%にも及ぶ。

 汚染の原因の一つが石炭プラントで、中国では年間20億トンにも上る石炭が燃やされているが、それによって石炭に含まれる2000トンもの水銀が環境中に放出されている。中国の石炭燃焼起源の汚染物質は、大気に乗ってアメリカにまで及んでいる。中国起源の水銀によってアメリカの土壌までが汚染されているというのだ。

 もう一つの揚子江の調査も気がかりな結果である。揚子江の10%の水域が危機的状況にあり、支流の30%はひどく汚染されているという。揚子江の生態系は回復不可能なほどダメージを受けており、1950年には42万7000トンあった揚子江からの水揚げは1990年には10万トンに低下してしまった。ダムの取水による水位の低下に汚染が加わって、水はどす黒い。食料だけでなく安全な飲料水の確保にも問題がある。

 経済成長の陰で深刻化する中国の環境破壊。中国国民の健康被害も表に出てている以上にひどいようだ。環境破壊のインパクトは世界に及んでいる。この時期猛威をふるう黄砂もその一つだが、日本は中国に近いだけに直接・間接にその影響を受けているはずだ。中国から輸入される多くの農水産物やその加工品も実体は不明。日本近海でとれる水産物の水銀汚染だって、その何割かは中国起源かもしれない。脅威としてとらえるだけでなく、隣人としてなすべきことを考えたい。

 参考:World Watch Institute:http://www.worldwatch.org
[PR]

by greenerworld | 2007-04-27 08:37 | 環境汚染  

ドイツの太陽電池設置出力、累計で300万MWを超える

 欧州委員会(EC)のエネルギー部門が発行する、再生可能エネルギーレポート「EurObserv'ER」の2006年太陽電池版が発表された。

 2006年のEU25カ国の導入量は2005年の914,242kWから36%伸びて、1,245,654kW、2006年までの累計は3,418,480kWに達した。

 最大の設置国はやはりドイツで、2006単年で1,153,000kWと06年にEUで設置された太陽電池の実に92%と他国を圧倒。累計では3,063,000kWとなり、EUに設置されている太陽電池のほぼ9割はドイツにあることになる。2位のスペインは2006年に60,500kWとドイツに引き離されているが、前年からは4.17倍の大幅な伸び。設置出力を減らしたイタリアを抜き去った。今後の注目株だ。

 一方、国民一人あたりの設置出力で比較すると、51.4W/人のルクセンブルクが首位となり、37.2W/人のドイツが2位。オーストリアが3.5W/人で3位につけている。下位の10カ国はすべて新規加盟国だが、旧15カ国だけで見るとわずか0.23W/人しかない英国が最下位だ。
[PR]

by greenerworld | 2007-04-26 18:46 | エネルギー  

バイオ燃料ブームがビールにとばっちり?

 シュピーゲル誌によればドイツで大麦の価格が急騰しており、大麦を原料とするビールの値上げが必至とのこと。大麦の栽培面積が減少していることが大きな理由のようだが、大麦からバイオディーゼル原料となる菜種への転作が進んでいるからだと、ビール業界は政府から菜種栽培への補助金支給を非難している。しかし、栽培面積が減ったのは、元々ビール業界の大麦買い上げ価格そのものが低かったためだという農家側からの反論もある。いずれにせよ限られた耕地をエタノール(ビール)とバイオディーゼルのどちらのために使うかということではあるが、当然農家は収入の多い方を選択するというわけだ。
[PR]

by greenerworld | 2007-04-24 22:43 | エネルギー  

雑木林の芽吹き

f0030644_8513751.jpg 関東の雑木林はコナラやシデ、ヤマザクラなど落葉樹の林。夏の林は遠目には一様な濃い緑にしか見えないのだが、この時期は楽しい。パステル調の新芽の色は樹種ごとに微妙な色合いの違いがある。コナラの新芽は微細な毛が生えているためか、風に翻るときに銀色に光って見える。日ごとに濃さを増しながら、山は「笑ふ」季節から「滴(したた)る」季節へと向かう。
[PR]

by greenerworld | 2007-04-23 08:54 | 花鳥風月  

深刻なオーストラリアの干ばつ

 このところ毎年のように干ばつに見舞われるオーストラリアだが、今も深刻な干ばつが続いているようだ。オレンジやブドウ、麦や米などの栽培、畜産の中心地であるマレーダーリング盆地でも、昨年来雨が降らない状態が続いている。この1-3月には盆地の南部で平年並みに降雨があったものの、乾ききった大地に水を吸われてしまい、河川の流量はほとんど増えなかった。2月、3月のマレー川の水位はそれぞれの月の過去最低記録を更新した。

 こうした状況をふまえて、4/19にハワード首相は異例の会見を行った。今後6-8週の間に、相当量の雨が降らない限り、飲料水を優先するために農業用かんがい用水を完全にカットせざるを得ないというものだ。

 同盆地はオーストラリアの農業生産の7割を生産するという。バロッサ・バレーなどワイン産地も多い。予報ではこの冬(南半球のオーストラリアでは夏冬が逆になる)に平年並以上の降雨がある確率は50%、これでは河川やダムに十分な水を供給できそうにない。この状態が続くと果樹が枯れ、農業が維持できなくなる。オーストラリアでは昨年来干ばつの影響で食料価格は10%も上昇しているが、今後さらに上昇するおそれがあるという。

 昨年来の干ばつはエルニーニョの影響が大きいと見られているが、地球温暖化が原因ではないかという声も高まっている。アメリカのブッシュ政権とともに京都議定書から離脱したハワード政権への風当たりも強まりそうだ。
[PR]

by greenerworld | 2007-04-22 18:43 | 気候変動  

ミツバチがいなくなった意外な原因とは?

 2006年秋以来、アメリカで養蜂業者の飼うミツバチが集団で突然いなくなる現象が起きていることは、以前当ブログでも報告したが、その原因として新たな説が浮かび上がってきた。それはなんと携帯電話だ。

 ミツバチの集団が消滅する現象はColony Collapse Disorder(CCD)と名付けられ、これまでさまざまな原因が取りざたされてきた。有力なものとしては、有毒植物、寄生性のダニ、農薬、遺伝子組み換え作物など。

f0030644_8301152.jpg ただ、巣の中にハチの死体がなく、出ていったハチが戻ってこない状態らしいのだ。巣に残されるのは、女王バチ、卵や幼虫、そして羽化したばかりの若い働きバチ。これだと確かに農薬やダニ、有毒植物などの原因は考えにくい。そこで週刊誌「AERA」4/23号には、「働かされすぎてストレスにより逃亡したのではないか」という説が紹介されている。アメリカでは養蜂業者のミツバチは果樹の授粉に蜂蜜集めにと長距離を移動しながら働かさせられ、蜜もほとんどを文字通り搾り取られる。これじゃやってられないよと、逃亡してしまうのだという。

続きを読む
[PR]

by greenerworld | 2007-04-19 08:41 | 生物多様性  

国際生物多様性の日

 5月22日は国連生物多様性会議が定めた「国際生物多様性の日」。今年のテーマは「生物多様性と気候変動」である。ひと月前だというのに、日本ではまるで盛り上がっていない。

f0030644_15541337.jpg 日本政府は、2010年に予定されている生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)を名古屋に誘致することを閣議決定している。来年ドイツで開かれるCOP8で開催地が決定するが、今のところ他の立候補がなく、選ばれることはほぼ確実だ。2010年は生物多様性条約の目標年である。その目標とは「生物多様性喪失率の意味ある減少」。気候変動防止条約と同様、最低限(第一ステップ)の目標が設定されているに過ぎないが、それでもその達成状況と次のステップについて議論する重要な会議になることは間違いない。名古屋がそれにふさわしい会議の場となることを願っているが、日本政府は実際のところどこまで生物多様性の保全に本気なのだろうか。少なくとも5月22日をもっと宣伝し知らしめるべきではないだろうか。

 日本のマスコミも、条約や生物多様性の日について、ほとんど報道しない。この30〜40年で日本の自然は著しく劣化し、生物多様性は大きく損なわれた。にもかかわらずこの国の生物多様性に対する感度の鈍さは、どこから来るのだろうか? 
[PR]

by greenerworld | 2007-04-18 15:57 | 生物多様性  

フカヒレスープがイタヤ貝減少の原因に?

 メジロザメやシュモクザメなどの大型のサメが減少することで、イタヤ貝やカキが減っているという報告が米紙サイエンス(3.30)に掲載された。カナダ、ノバ・スコシア州のダルハウジー大学のグループの研究によれば、大西洋沿岸におけるこれら大型のサメ類は乱獲によってこの30年間に激減した。その結果大型サメが餌にしているウシバナトビエイなどが増えた。ウシバナトビエイの主な餌は、海底にすむこれらの二枚貝。だから、増えたエイによって食い尽くされてしまった・・・。

 サメのヒレは高級食材として中国料理に使われる。中国が経済発展し、富裕層が増えて、世界中からさまざまな食材が中国に向かっている。つまり、中国人が豊かになると大西洋産のイタヤ貝が減るということになる。これらの貝は海中のプランクトンや有機物をこしとって食べる掃除屋でもある。すると浄化機能が低下して海がいつまでもきれいにならないということもあるかもしれない。“風が吹けば桶屋が儲かる”類のカスケード効果。もちろん、日本も無関係ではないけれど。
[PR]

by greenerworld | 2007-04-12 16:58 | 生物多様性