管理者へのメール / 管理者のプロフィール


<   2007年 08月 ( 7 )   > この月の画像一覧

 

スーパーのレジ袋有料化に踏み切った掛川市

 容リ法改正ではレジ袋の有料化義務付けは見送られ、いくつかのスーパーでの自主的な取り組みにとどまっている。そんな中で、静岡県掛川市では旧掛川市地区(注:現掛川市は旧掛川市・大東町・大須賀町が2005年に合併)の「掛川スーパー協会」加盟の食品スーパー5社9店舗と、一部小売店が、6月1日から有料化を実施している。

 掛川市では2002年からマイバッグ運動に取り組んできたが、2008年12月31日までにマイバッグ持参率80%を目標に、スーパー協会、消費者協会、市が協定を結んでレジ袋有料化に踏み切ったもの。その結果、有料化実施後の1か月で、実施店舗における昼間時間帯のマイバッグ持参率はなんと91.9%になった。夜間が73.3%と少し低いが、徐々に改善するだろう。有料化未実施店舗においても、昼間のマイバッグ持参率が41.1%に上昇した(夜間は25.1%)。

 有料化はやはり大きな効果があることがわかった。心配されたトラブルだが、実施開始直後にクレームなど数件あったものの、比較的スムーズだったという。これまでの「マイバッグ運動」などによる積み上げが大きかったと市では見ている。有料化前にもマイバッグ持参率は3割を超えており、消費者団体も積極的に働きかけた。時間を掛けて下地を作ってきたことが事業者の背中を押したと言えよう。

 この秋からはさらに4社4店舗がレジ袋有料化に加わる。この結果、旧掛川地区のスーパーでは1店舗を除きレジ袋が有料ということになる。何事も一朝一夕には進まないが、1自治体とはいえこういう前例ができると、他の自治体でも取り組みやすくなるのではないだろうか。

 次は業界あげて反対しているコンビニをどうするか。ブログ子の近所にあるコンビニのオーナー店長さん曰く「ほんとはマイバッグもってきてもらうと助かるんだよ。レジ袋代もばかにならないからね。高校生なんか、菓子一個でも袋に入れてくれって言うくせに店を出たところで捨ててるんだから・・・」。高校生、そこでマイバッグ取り出すのがクールなんだけどな。いや、コンビニのレジでぼーっとしていると、さっさとレジ袋に商品を入れられてしまう。マニュアルから変えなくっちゃ。
[PR]

by greenerworld | 2007-08-28 14:04 | エコエコノミー  

オール電化のCM自粛って、やっぱり・・・

 首都圏の猛暑もようやくここで一段落しそう。電力会社、マスコミあげての「電力供給危機キャンペーン」もこれで収まるのだろうか。大騒ぎの中で「やっぱり原発がないとたいへん、早く柏崎刈羽の再開を」という声が聞こえてきそうだった。とんでもない話だ。

 その柏崎刈羽原発が中越沖地震で停止して以来、東京電力が「オール電化」のCMを自粛している。供給不安が広がる中で、電力消費を増やすオール電化を宣伝するのはさすがに“不謹慎”と考えたのだろう。

 東電を始めとする電力各社はオール電化はCO2削減に結びつく、という立場だ。結局それも原発頼み。深夜電力が安いのは、その時間帯電気が余っているからだと思っている人がまだ多いが、そうではない。余っているのは発電設備である。高いお金を掛けて建設した発電設備を遊ばせておくより、使った方がずっといいに決まっている。だから、その時間帯の電力料金を安くして電力供給量を増やし、設備稼働率を上げるのがオール電化促進の目的だ。

 しかし、かといって昼間の電力需要のピーク(ピーク電力)は下がらない。オール電化はガスの需要を奪うだけで、ピーク電力シフトに結びつかないのだ。むしろオール電化が進めば、ピーク電力は高まる。そうすればますます遊休設備が生まれる。設備を遊ばせたくないから、電気を売る、そうするとさらにピーク電力が高まる……。

 こんな循環、おかしくありませんか? それに夜間に余っている発電設備というのは、天然ガスや石油が燃料(原発は一日中フルに動いている)。その分CO2が減るどころか、増えるのだ。

 日本の稼働中(運転休止中も含む)の原発55基(約4,800万kW)のうち、20基(約1,480万kW)は1970年代に運転開始したもの。地震がなくともこれからトラブルが増えるだろう。「電気を大切に」と本気で思っているなら、「オール電化」ではなく電気に頼らない生活をこそ推進すべきではないだろうか。それじゃ電力会社は成り立たない? いやいや海外にはいくらでも事例がありますよ。

 さても、東京電力がいつからオール電化のCMを復活させるのか興味深い。
[PR]

by greenerworld | 2007-08-26 11:21 | エネルギー  

頭上から降る虫の声

 猛暑が続いている。ところが、昨夜からアオマツムシが鳴き出した。一昨日は鳴いていなかった。気づかなかっただけかもしれないが、何か、突然鳴き出したような感じ。

 アオマツムシは中国南部・東南アジアあたりが原産の外来昆虫で、材木について日本に入ってきたらしい。戦前からいたのだが、一時ほとんど見なくなり(たぶんアメリカシロヒトリ対策に街路樹や公園で殺虫剤を使った影響)、1980年代頃から増えだした。

 何しろ、夜木の上で鳴く虫(アオマツムシはコオロギの仲間)というのは日本にはいなかった。虫すだくというのは、足下から聞こえてくる虫の音だそうで……。頭の上で大きな声でたくさんのアオマツムシが鳴くのは、風情もなにもあったものではない。まさに騒音。日本古来の虫の声を楽しみたくても、アオマツムシが鳴きやむ真夜中まで待たなくてはならない。

 街路樹、公園など町中に緑が増えたことも、アオマツムシにとって有利になっている。数メートルは飛べるので、街路樹伝いに広がっている。わが家では、建てて2〜3年目に庭木で声を聞くようになった。南方系の生きものなので、冬が越せるのはクマゼミ同様都市化の影響もあるのだろう。

 灯火にも引き寄せられるらしく、家の中に入ってくることがある。こんなのに家の中で鳴かれたら、大迷惑。
[PR]

by greenerworld | 2007-08-22 10:42 | 花鳥風月  

友の死

 Tさんの奥さんから電話があった。覚悟はしていたが、そのときが来てしまった。もう一度酒を酌み交わせる日を待っていたが、ついにかなわなかった。

 オゾン層の破壊や地球温暖化問題がそろそろメディアでも取り上げられ始めていた90年ごろ、Tさんは環境問題の深刻さに衝撃を受け、子どもたちにどんな未来を残してやれるのかと危機感を抱き、宝石貴金属貿易会社のやり手営業マンから無謀にも脱サラした。選んだのは全く専門外の自然エネルギーの普及。太陽熱温水器やようやく使われ始めたばかりの太陽光発電システムの設置を手がける事業を始めたのだった。Tさんとはそのころ知り合い、意気投合した。面倒見が良く、そして自然エネルギーへの思いを熱く語る人だった。

 新しい事業は決して平坦な道ではなかったと思う。それでも彼の人柄と熱意、責任感にひかれて顧客が顧客を呼び、彼の手で多くの屋根に温水器と太陽電池が乗った。日本の自然エネルギー普及に果たした彼の功績は、決して小さくない。自然エネルギー事業協同組合理事長としても多忙を極める毎日だった。

 病気がわかったのは昨年秋、末期の食道癌だった。治療に専念し食道癌は直したが、希望が見えたのもつかの間、転移した肝臓癌がTさんの命を奪った。

 わが家の屋根に乗っている温水器と太陽電池もTさんに設置してもらったものだ。この夏は日射が多く、どちらもよく働いてせっせと温水、電気を作り続けてくれている。これからも、作り続けてくれるだろう。そして、湯につかるたび、発電モニターをみるたびに、Tさんを思い出すことだろう。

 この夏の輝く陽光の中で、旅立ったのはいかにもTさんらしい。ごくろうさま。安らかにお眠りください。

 法師蝉鳴き初めし日なり 友永眠(ねむ)る 虫魚
[PR]

by greenerworld | 2007-08-15 18:03 | 森羅万象  

手づくり太陽電池を発展途上国に

 NGO(非政府組織)ソーラーネット(本部:埼玉県小川町)が、この8月から手づくり太陽電池の講習会を全国で展開する。名付けて「爺柴プロジェクト」。正式には「昔々、お爺さんは山に柴刈りに……」実現プロジェクトという長い名前。昔、柴は煮炊きに使うエネルギーとして集められていた。それを現代風にエネルギーの地産地消と考え命名したものという。

 現代は柴でなく、太陽電池が活躍する。それも発展途上国の非電化地域で、蛍光灯をつけるために必要な30Wの太陽電池を、日本の人たちに手づくりしてもらおうというプロジェクトだ。手づくり太陽電池は、すでにスリランカ津波被災地、インドネシア、パプアニューギニア、ルアンダなどの非電化地域に贈られている。

 太陽電池を見たことはあっても、自分で手づくりできる機会はめったにない。30Wの太陽電池は4〜5人いれば5時間ほどで完成するという。できた太陽電池は保護のためにラミネートする必要があるが、そのための電気も太陽電池で発電されたものを使う。ラミネーターと太陽電池を積載したトラック(ラミネーターカー)で全国を訪れるので、ぜひ活動に参加してくださいと、ソーラーネット代表の桜井薫さんは呼びかける。

 太陽電池や自然エネルギーに興味のある方、グループから要請があれば、どこへでも出向くということだ。しかも原材料費・交通費・講師料などの費用はかからない。「太陽電池手づくり講習会」として参加者からいただく参加費のうち、半分をソーラーネットに寄付していただければ、残りは会場費や地元団体の活動に使ってくださいとのことである。

ソーラーネット http://solar_net.at.infoseek.co.jp/
[PR]

by greenerworld | 2007-08-15 14:30 | エネルギー  

クマゼミは「異常発生」か

 「空梅雨」だという話だったのに長梅雨でたっぷりと雨が降って、「平年並みの暑さ」と予報が修正されたら、猛暑が襲ってきた。気象に翻弄される気象庁、って感じ。
 
 夏らしいのはいいけど、早朝から庭の木でミンミンゼミが鳴き出して起こされてしまう。昨日の大阪では久しぶりにクマゼミの鳴き声のシャワーいや「集中豪雨」。梅田の駅前でこれだから、緑の多い郊外ではさぞうるさいだろうと思ったら、アブラゼミやニイニイゼミに混じってポツリポツリと鳴いているだけ。結局クマゼミの大発生は「都市化」がもたらした現象ということですね。

 都市にはびこる生きものは「衣食住と天敵」で考えると、たいてい説明がつく。食は食べ物、住はすみかとして、衣は?  人間が服を着るのは基本的に寒さを防ぐため。服を着られない野生動物は、冬越しができる気温かどうかが問題になる。都市気象では最低気温が上昇する、とくに冬場の最低気温の上昇で、南方系の生きものが冬を越せるようになった。ちょっとこじつけ。

 どんな都市でも街路樹、小公園があり、ビルには緑地を設ける。樹液を吸うセミにとって食と住は申し分ない。そして天敵はほとんどいない(クマゼミの場合、成虫の天敵は都会ではヒヨドリ以外にあまり多くなさそう。幼虫を食べるのはアリとかモグラ?)。異常発生ではなく、ちゃんと理由(わけ)があるんだな。
[PR]

by greenerworld | 2007-08-09 09:21 | 花鳥風月  

夏の大輪

f0030644_22165069.jpg
 夏の花の女王・ヤマユリ。花が大きくて豪華、さらに甘い香りも漂わす。しかし、最近はあまり「身近な花」ではなくなってしまった。野山の手入れがされなくなり、日当たりが悪くなったことも理由と思われる。かわりに増えているのが外来種のタカサゴユリで、造成地から道路の法面など至る所に見られる。こちらは香りもなく、花にも艶が感じられない。

 写真を撮っていたらトラマルハナバチが訪れた。めしべやおしべには全く触れないので、ヤマユリには迷惑な訪問者だ。
[PR]

by greenerworld | 2007-08-02 22:20 | 花鳥風月